山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

いろいろな作業を並行して

雨が降るとなんだか気分が乗りません。

何となく、作業へもエンジンのかかりが遅いです。

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座面のメタセコイアの寸法決めをしました。

う~ん、図面で考えていた時とだいぶ雰囲気が違います。

特に、このように厚みがあると、図面と実物の感覚のずれは大きくなります。

図面でのイマジネーションは経験の蓄積ということですかね。

その他の材料の寸法も決めました↓

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機械仕事のことを考えると、30㎝以下に切ると「もう戻れないんだなぁ」と強く感じます。

このように短い寸法になってしまった材料を見ると、うまく商品に仕上がるかにちょっと不安を覚えます。

機械仕事だけではなく、とっても地道な作業も残っています。

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・・・シャカシャカシャカ・・・

面取りのケバ立ち取りも結構時間がかかる作業です。

接着が完了した椅子やスツールはもう一度オスモオイルを塗って仕上げます。

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いろどりのインフレ状態で、ちょっとやかましい感じです。

固定の道具の関係で、「懐かしい椅子」は3脚ずつしか接着できません↓

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この椅子たちは牛歩戦術で、すべての組み立ての完成には時間を必要とします。

このように最近はいろいろな作業を並行しています。

飽きやすい私にとって、これくらい変化に富んでいた方が、かえって集中力が持ちそうです。

山乃井木工房のパンフレットが新しくできました

山乃井木工房のパンフレットが新しくできました。

新しい作品が増えたのとiichiやcreemaへの出展を機に嫁さんに作ってもらいました。

三つ折りタイプの工房案内です。

 

<パンフレットの外>

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<パンフレットの内>

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『あしやつくるば』に出店します

5月25(土)・26日(日)に芦屋市立美術博物館で開催される『ARTMARKET あしやつくるば』というイベントに出店します。

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「MARKET」は20店ほどの出店ですが、他にも食べ物やワークショップの出店があり、またライブイベントなどがあるようです。

このイベントには初出店ですが、多くの方々とのつながりを期待したいです。

ただ、「MARKET」を含めて、いくつかは雨天で中止になってしまうため、お天気が心配です。

 

『ARTMARKET あしやつくるば』

日時:5月25日(土)、26日(日) 10:00~16:00

場所:芦屋市立美術博物館 前庭 

     兵庫県芦屋市伊勢町12-25

『第17回 伝統工芸木竹展』に入選しました(再掲)

『第17回 伝統工芸木竹展』のDMが届いたので、再掲いたします。

写真は文部科学大臣賞を受賞された竹工芸の作品です。

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この度、私の「欅拭漆楕円箱(けやきふきうるしだえんばこ)」が『第17回 伝統工芸木竹展』に入選しましたので、ご報告します。

 

『第17回 伝統工芸木竹展』

 東京展

  期間  2019年5月8日(水)~13日(月)

  場所  日本橋三越本店 本館6階 美術特選画廊

 神戸展

  期間  2019年5月18日(土)~6月9日(日)

  場所  竹中大工道具館 1階 展示室

 

図面がなかなか決まらなくて

春の味覚、ワラビが好きです。

ほんのりとした苦みと、その食感がとても私ごのみ。

毎日、茶わん1杯弱ほど食べています。

それはそうと、こどものイスはどうも図面が決まりません。

曲面を主体にしようと思っていますが、同時に安全性も十分に考慮しなければいけないので、課題が多いのです。

大体の大きさは決めているので、材料の荒取りはできますが、寸法決めに進めませんでした。

つい最近、ようやく図面が描けたところです。

写真は材料の荒取りです↓

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脚に使う欅(けやき)と楢(なら)です。

脚はどうも材料を食ってしまいます。

本数が多いわりに、完成すると目立たないところなので、なおさらそう感じます。

こちら↓は桜と朴(ほお)

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「もっちゃり」としたパーツの少ない意匠なので、材料はこれらと先日写真を撮ったメタセコイアだけです。
そのメタセコイアは少し寸法決めをしました。

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接着も順調に進んでいます。

気温が高くなってきたので、乾いたかどうかを心配する必要もありません。

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「懐かしい椅子」も組み立てが始まりました。

固定の道具が邪魔してよく見えないので、全体像はまた今度のお楽しみ。

サクッと

いろいろと木工制作にかかわる雑事(仕入れや薪作り)もこなしたところで、制作にいそしみましょう。

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今回の積み木のピースづくりは量も少ないので、機械でサクッと寸法決めと面取りをしました。

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ただし、面取りの磨きはサクッとはいきません。

ただひたすらに、小さな動きの繰り返しです、シャカシャカシャカ・・・。

最近、手押しが切れなくなってきたので、刃を交換しました。

何回か前の刃の交換で手を怪我したことがあったので、無事に済んでやれやれと思っていたら、試運転の後の増し締め確認のときに止まっている刃でまたしても指を切ってしまいました。

たいしたことないくらいのケガでしたが、新しい刃だったので、同じく「サクッ」とでした。

こちらもサクッと接着です↓

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小さなスツールは2回目の接着。

この「いろどりスツール」シリーズは何回も接着しているので、サクサク進みます。

懐かしい椅子は座面の接着↓

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まとめて接着すると結構場所をとります。

次に作るものの準備もやり始めました。

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時折、「こども用の椅子は作っていないのか」というご質問を受けますので、いっちょ作ることにしました。

上の写真はメタセコイア、このメタセコイアで特厚の座面を作ります。

乾燥がつらい

さわやかすぎる春の日差しのおかげで、ここのところ、とても乾燥しています。

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今までシートをかけていましたが、今日からよしずになりました。

こっちの方が断然、快適そうです。

この乾燥は榾木にとってはとてもつらいでしょう。

ところで、去年に植菌した榾木を浸水してみました↓

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久しぶりに」、榾木自体を持ちましたが、とても軽い・・・。

菌による腐食もあるでしょうが、榾木の含水率も随分と落ちているような気がします。

水分に関しては、見た目ではわからないところなので、ここのところの見極めはこれから十分に習得する必要があります。

収穫にも大きく影響するでしょうし、何事も経験していきましょう。

一方で、こちらは乾燥を好むものです↓

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ワラビは日の当たるやせた土地に生えます。

今日は、嫁さんがせっせと家の周りのワラビを採っていました。

ほんのりとした苦みが、桜を楽しんだ後の季節の味覚です。