山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

今度は棚を組み立てました

秋の気持ちの良い青空が広がり、世間は行楽気分。

うちの近くの国道173号線も能勢の峠が仮復旧をして、大阪からの車が多くなったようです。

国道を走る車の音がひっきりなしに聞こえ、バイクの音も久しぶりにうるさく感じるようになりました。

 

六角柱の棒は穴と枘(ほぞ)を作り、おみくじのガラガラのようになりました。

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脚の加工も始めましたが、やっぱり角度がつくとちょっと苦戦します。

ところで、この六角スツール、10個ほどの制作なので労働時間を考えると、木地作りは10日かけない程度に作りたいところです。

でも、遅れ気味…。

いつになったら出来上がるのかなぁ。

一方、『京もの認定工芸士展』に出展する作品もようやく組み立てまでいきました。

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嫁さんに手伝ってもらいながらでしたが、こちらも苦戦しました。

椅子に引き続き、こちらもあともう少しで完成です。

肌寒くなってきました

今日は一段と肌寒くなってきました。

半袖好きな私ですが、今日は長袖を着ました。

というのも、機械作業はその風でさらに寒い…。

 

六角スツールは荒取りが終わったので、それぞれの部材の寸法出しです。

・・・

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座面の六角形と脚の寸法がでました。

そして、今回の危ない仕事↓

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六角柱を取るのです。

うちには軸傾昇降(縦挽)盤がないので、横切りの左定規でやるのが一番精度がでそうです。

正直、とてもやりたくない作業です。

刃が近いのはもちろん、高速ピッチングマシーン状態なので、慎重に作業を行います。

その甲斐あって、(まあまあ)正確な六角柱が取れました。

これを何に使うかは今後のお楽しみ。

話は代わりますが、桐箱が入り用になったので、機械作業の合間に作っています。

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身は5枚組で蓋は四方桟、紐は十字です。

今日は木釘を打つところまでしました。

次はスツール

拭き漆の摺り重ねの作業も3日ほど前に終えて、漆かぶれもひと段落しました。

かぶれている間は特に夜にかゆみが気になって、常に寝不足気味でした。

さてさて、久しぶりに作業場に戻ると機械が埃を被っています。

このまま、低圧電力の基本料金が安くなっても仕方がないので、次の制作に取り掛かりましょう。

次はスツールを作ります。

このところ、図面的にタイトな制作が続いていたので、気持ちはのんびりと行います。

まずは、雨の中、材料を出してきました。

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これは天板になる材料。だいぶ良すぎたかな。

小雨が降る中、チェーンソーを振るうのはしんどいです。

材料が濡れているので作業場で機械をかけるのも気が引けます。

こちら↓は脚の材料です。

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こっちはちょっと朽ち気味なので選んで使います。

バンドソーで荒取りをしていきます。

・・・

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今回の天板は六角形にします。

脚もバラバラにします。

・・・

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大きな角材からとるので、バンドソーも挽きやすいです。

一方で、漆が乾いた椅子と棚を組み立て始めます。

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拭き漆で色が付くと椅子はこんな感じになりました。

嫁さんにも座ってもらったけど、やっぱり体格によって座り心地というのは大きく違うようです。

椅子やスツールも数を作って勉強の毎日です。

棚は扉の接着をしました。

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ちょっと漆が濃くて照かりが出過ぎたかな。

本体の組み立てはまた後日です。

シイタケの生長に驚かされます

拭き漆の摺り重ねでほとんど変わり映えしない「制作」の投稿はさておいて、家庭菜園の話題にしましょう。

1週間前に 浸水操作をした榾木は3,4日前からキノコが見え始めました。

そして、昨日のお昼ごろにはこんな様子↓

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昨日・今日の10月とは思えないほどのムシムシ・ジメジメとした天気で、今日の朝にはこんなに生長していました↓

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丸1日しないくらいで、1.5倍くらい大きくなっています。

シイタケの生長の速さにはとても驚かされます。

嫁さんも「ノコノ〇みたいだ」と言って喜んでいました。

・・・とりあえず聞き流していましたが、それってクリボ〇じゃあ・・・。

朝ごはんに写真の真ん中の大きくなったシイタケを賞味しましたが、夕方になって見るとその隣のシイタケも大きくなっていたので収穫しました。

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日中を過ごしただけでもう傘が開きそうになっています。

軸が太く、傘が肉厚で自画自賛ですがとても美しいキノコです。

・・・でも、ここまで順風満帆に見えますが、キノコが出ている榾木は12本中3本くらいです。

植菌年なのでこれくらいかな。

来年の春・秋の成熟した榾木でどれほど出るか楽しみです。 

投稿していませんでしたが、先週の24号台風では大雨で、家庭菜園にも被害が出ました。

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畑の中を山水が流れて畝をえぐっています。

8月に引き続き、また土壌が流出してしまいました。

ちなみに、流入するのは山からの水で、土がほとんどなくて小石ばかりなのです。

だから、山水が流れるともらわれ損…。

ちなみに夏野菜の様子はというと、3号キュウリも盛りを過ぎようとしています。

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シソは花も終わりに差し掛かり、後は種を結実するだけとなりました。

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京都展・大阪展のご案内

『第65回日本伝統工芸展』の巡回展、「京都展」「大阪展」のリーフレットが届きましたので、ご案内いたします。

 

「京都展」

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期間:2018年10月17日(水)~22日(月)

    10:00~19:30(20:00閉場) 最終日 ~16:30(17:00閉場)

場所:京都髙島屋7階 グランドホール(入場料 一般500円)

 

「大阪展」

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期間:2018年11月7日(水)~12日(月)

    10:00~19:30(20:00閉場) 最終日 ~16:30(17:00閉場)

場所:大阪髙島屋7階催会場(入場料 一般500円)

  

拭き漆の毎日です

今回の台風は日本海を進むようですが、南風が気になります。

折角出たシイタケが強い風にさらされて、小さいまま「カピカピ」になってしまうのではないかと心配です。

 

制作の方は木地作りが終わり、椅子と棚は拭き漆の毎日です。

棚のフラットな面の捨て摺りをサンダーで研いで・・・

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再び拭き漆です。・・・ペタペタペタ、フキフキフキ・・・

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棚の方はそれほど木地調整をしないので、もう摺り重ねです。

一方で、木地の調整をある程度して、一足お先に摺り重ねに移った椅子は光沢が出てきました。

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摺り重ねになると幾分か心が穏やかになります。

というのも、1回目や2回目の捨て摺りでは漆がうまく刷毛で伸びず、粘るのも早くて苦戦するからです。

また、初めの方はとても漆を消費しますが、摺り重ねでは木地が吸い込むわけではないので、ほんの僅かになります(といっても物が大きいのでなかなかですが…)。

お財布的にも心穏やかなのです。

最後の木地が出来ました

一昨日、本州にまたもや台風が来ました。

当地は「それたかな」と思いましたが、台風の北側の雨雲がかかり続け、大雨になりました。

ムラの川も堤いっぱいまで増水し、あと30㎝くらいであふれるところでした。

7月の豪雨に次ぐ増水となりましたが、幸いにがけ崩れなどは発生しなかったようです。

皆さんのところではいかがでしたでしょうか。

被害に遭われた方には、お見舞い申し上げます。

 

昨日はだいぶお疲れ休みでもありましたが、今日ようやく天板の拭き漆までいきました。

まずは、鑿の斫りの続きをして、フラットなところは仕上げ鉋を掛けました。

そして、フラットなところをサンダーで磨きました。

・・・ブウィーーーーーンんん・・・・

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場所を漆部屋に移し、黒漆で拭き漆をします。

・・・ペタペタペタ、フキフキフキ・・・

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ここまで大量の漆が消費されてしまいました。

これからも大量の漆が消費されるでしょう。

・・・痛いぃ…、財布が…

これでようやくすべての部材が揃い、そして1回目の拭き漆をすることができました。