山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

失敗した・・・

・・・う~ん、これは手直しが必要ですね。

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ちょっと訳あって、低いスツールの座面を少し小さくします。

理由はまた今度、「座面の面取り」の投稿あたりでします。

まあ、思慮が足りないことが起因です。

周りの1cmくらいとはいえ、手直しによって使えない材料がでることは木にも申し訳ない。

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そして、座面は小さくなりました。

・・・気を取り直して、先に進めましょう。

・・・

脚の先細を加工しました。

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ここまではほとんどが機械仕事でしたので、まあ「安い」仕事を進めてきた感じではありますね。

地獄とは言うものの

地獄枘(じごくほぞ)となぜ言うのでしょう。・・・「一度入れたら外せない」の意とは周知ではありますが。

三角スツールの枘の楔(くさび)を作りました。

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枘穴の中で写真左のように枘が広がることで、抜けなくなります。

うまくいくかな。やり直しがきかない作業はちょっと怖い…、見たくても見れない、それが「地獄」ですか。

脚の先細も加工を始めました。

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こちらは座面との兼ね合いの様子を見ながらですね。

スツール作りも半分のところまで来ました

枘(ほぞ)を機械で作ったら、そのゴミ取りを鑿(のみ)でします。

・・・サクサク、たまにコンコン・・・

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そして、枘穴(ほぞあな)も作ります。

・・・

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↑こんな感じ。

言わずもがなですが、二枚の「地獄」枘です。

貫(ぬき)を入れないので、当然の上の常識ですね。

仮組みをしてみました。

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う~ん、改善したいところも多々見つかる…。

あっ、もちろん脚の太さはこの先、先細に加工します。

同じく、ゴミ取り。

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そして「地獄」余地も取りました。

 

一方で、チェーンを間違ったチェーンソーはというと・・・

アマ〇ンで適合するピッチのものを取り寄せました。

しかしまあ、ア〇ゾンすごいな。まさかソーチェーンまであると思わなかったよ。

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ちなみにバーの文字が逆さまなのは片減りを防ぐために今回は逆にしたのです、・・・念のため。

次は「組んだもの」ではなく、「ほったもの」をやりたいと思います。

今から準備(シージング)しましょう。

使うのは朴(ほお)と欅(けやき)。早速、直ったチェーンソーを使います。

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・・・ブウィーーーーン・・・

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チェーンソーってこんなに切れたんだね。日ごろの目立ての悪さがわかりました。

その後、縦挽きしておいて置きます。

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鑿あとが残る長方形のちょっと厚手の小皿(というか小盆?)を作ろうと思います。

とりあえず、50個分くらいの材料になりました。

うまくいかないことは続くものです

ホームセンターで空のペール缶を買ってきてすぐさま加工。

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シーリング剤の色はホワイトが良かったけど、パッケージをよく見ないで買ってきたらクリアだった・・・、ガンから出してびっくり。

早とちりの私がいけないのだけれど、中身の色と容器の色を合わせてくれていたら間違いが少なくなるのに…。・・・人のせいにしてはいけませんね。

一夜明けてシーリング剤が固まったら早速使ってみます。

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まあ、よいところではないですか?

吸引力が強すぎて缶に溜まらずに、排風機まで行ってしまって「カランカラン」と音が鳴ることもありました。

袋式ではないからそんなに心配は要らないけど、それでもハネが痛むのは嫌です。

他の吸気口を少し開けて、風力を調整して使うことにしました。

・・・ということで、道具も揃ったので、枘(ほぞ)の横挽きを始めましょう。

・・・

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ちょっと枘が大きかったかな。もう少し小さくして、面取り余地を取ってもよかったかも。

そして、1本失敗した…。

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通す面を裏表で間違えました。

あ~あ、いやになっちゃうなぁ~…。

昨日は昨日で、チェーンソーの刃を買ったらピッチが違って装着できなかったし。

恥ずかしい話、長さが同じでもピッチが違うと適応しないことを始めて知りました。

・・・え、木工界の一般常識だって?

早とちりと経験不足は損だということを身に沁みた昨日・今日でした。

今年は平年並みに梅雨入りしたようです

近畿地方でも昨日、梅雨入りの発表がありました。

大雨は嫌だけど、少雨も困り者です。

温暖湿潤気候の日本列島、五つ目の「四季」とも呼ばれている梅雨も大切な時節です。

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今日の家庭菜園のお手入れではビニールの囲いを取りました。

そして、支柱が必要な野菜には支柱を立てます。

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キュウリは棚にして、トマトは重さに耐えれるように頑丈な支柱にしてと・・・

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ナスはまだ生長が芳しくないので、もう少し覆いをしたままにしておこうっと。

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これから1週間は平年より気温が低いみたいですし。

落花生も芽が出て、ある程度の大きさになったので、不織布を取り払いました。

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草だらけでどれが落花生かわからないですね。アップにしてみましょう。

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この中に隠れています(隠したわけじゃないけど)。さて、どれが落花生の葉でしょうか。

ミズナは葉っぱの中でも抜きん出て生長が早いようです。

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間引きがてら、収穫もして食しました。

4年物のインゲンマメは残念でしたが、3年物のインゲンマメは何と発芽しました。

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植物の種の保存性はすばらしいですね。

朝夕は寒いくらいです

日中は晴れて過ごしやすい気候ですが、朝夕は寒くてストーブを点けています。

スツールはなんとなく、図面を描きました。

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そして、脚の転がしが決まったら、罫書をして枘(ほぞ)を挽きます。

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今日は縦挽きだけ。集塵ができるようになったので、ここでちょっと空のペール缶を探してこようと思います。

しかし、扇風機の「強」のような風を浴び続けると、寒い。とっても寒い。

そして、油断して半袖だった…。

夜は体が温まるような汁物を食べたいな。もう6月だけど。

ご無沙汰していました

久々の「ちゃんとした」制作の投稿です。スツール作りを再開します。

え~と、どこまで進んでいたっけ?

あっ、そうそう座面の加工からでした。というか、まだシージングまでしか進んでいなかったのでした。

はいはい、まずは荒取り。墨より少し大きめに切っていきます。

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切れたら、今度はハンディールーターで型通りに切削。

・・・ウィーーーーーン・・・

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さすがに12個もあると首と腰が痛い…。

とはいえ、すべての材料が問題ないわけでなく、このようなものも↓

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まあ、試作にしたり、展示品にしたりしてしまいましょう。

脚の角度を見るために実寸で図を描こうと思ったら、脚にする材料が結構曲がっていたので、ほんとに思った通りの角に取れるか心配になりました。

そこで、図を描く前に加工することにしました。

・・・

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・・・脚は思ったよりも材料を喰います。

そして、板を角にする、つまり割ってしまうのでなんだか残念な気分になります。

ちょっと太かったかな、どうかな。