山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

ちょっと寄り道

栗の棚は引き出し部の方立(「ほうだて」:立て板のこと)と背板を入れました。

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ここで、栗の棚はいったんお休み。楕円方皿改め「パスタ皿」の制作をしたいと思います。

というのも、パスタ皿の仕上げはガラス塗料なので、気温が下がってしまう厳冬には仕上げられなくなるので、12月になる前にいろいろな樹種で作っておきたいと思います。

昨日、木材やさんで買って来た欅(けやき)と栓(せんのき)で作ります。

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本当は柾目(「まさめ」:まっすぐに木目が通っている木の取り方)がいいのですが、栓のほうはそれができませんでした。

ちなみに、栓は日本に見られる樹種で、北海道が主産地です。20世紀中には大量に産出されましたが、近年、資源の減少で流通も少なくなり、あっても小径材が多くなりました。

栓は個体差が大きく、堅く目の荒いものを「鬼栓(おにせん)」、目の細かくもろいものを「糠栓(ぬかせん)」と呼びます(もはや死語かもしれません)。

鬼栓にしろ糠栓にしろ甚だしいものは材料としての魅力が余りありませんが、素性がよく、乾燥をきちんとした栓は品の良い白い色で、光沢があり、やさしい表情をしています。

今回の栓は・・・「う~ん、まあ、そんなものかな」という感じです。

 

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