山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

今度の雪はどうなるでしょうか

今日は立春ですが、明日から一段と寒くなって、大雪の予報が出ています。

日本海側とまでは言えない当地ですが、今回はどうなるでしょうか。

一方で、こちらは積み木がたくさん積み重なりました。

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「一口ケーキ(もちろん口に入る大きさじゃないけどね)」は300個くらいになりました。

まあまあのボリュームです。

面取りもだんだんと進めていて、〇は終わりました。

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でも、ちょっとロスが気になるな。

面取りの時、逆目でささくれが吹っ飛んで欠けてしまうものもあります。

面取りのやり方は改良の余地がだいぶありそうです。

続いて、三角も面取りを始めました。

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こちらは面取りの個所が多いし、そもそも個数が多いので時間がかかりそうです。

だいぶ見飽きました

読者の皆様もこの積み木はだいぶ見飽きたんじゃないでしょうか。

はいはい、作っている私はとっくに見飽きてます。

でも、・・・♪どぉ~うにも、とまらないぃ~

三角は直角の面取りをしました↓

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だんだんと「おにぎり」みたいに見えてきました。

「辺」の面取りは一つ一つ倣い目を見なければいけないので、時間がかかりそうです。

ここで、浮気。〇の面取りをします。

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精度があまり良くありません。磨くのに時間がかかりそうです。

とりあえず、面取りは〇をやってしまいましょう。

同じ仕事ばかりだと集中力がなくなって、かえって危ないので、並行して違う形もとっていきます。

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↑これは長方形。このあともうひと加工します。

正方形もとっていきます。

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こちらもなんだかおいしそうに見えます。

ケーキバイキングの「ひとくちケーキ」かな。

冗談はさておき、小さな材料を大量に作るのは結構危ないので、集中、集中。

毎日、寒い

今年はどうしたわけか毎日毎日、寒い日ばかりが続きます。

先日降った雪が、まだひなたでも完全には融けていません。

幸いに、去年に仕入れた丸太が使い物にならなかったために、薪がたくさんあるので、作業場はまあまあ暖かく過ごすことができています。

来週からまた寒くなるようで、もうこりごりです。

こりごりなのは積み木の方でも同じで、大量の同じ形に悩まされます。

〇が出来ました↓

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170個くらいかな。機械が回るのと一緒に私の目も回りました。

三角は面取りを始めました↓

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鋭角の面取りは大きめにします。

400個あるので、一つに1分かけても7時間はかかる計算です。

あまりにも同じ作業の連続で、かえって集中力がなくなってしまいます。

なので、次の材料取りも並行して行います。 f:id:yamanoimokkoubou:20180131213808j:plain

同じく、大量のピースができる予定で、今からきっとやる気がみなぎるぅ?

一夜明けると

今回の寒波はこの地には関係ないと思っていた。

きっときっと遠い世界の話だと思っていた。

例年より寒い朝で、布団の暖かさが恋しいけど、今日も朝日を浴びよう・・・

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・・・げっげっっ、

昨日の夕方は10㎝くらいしか積もっていなかったのに、40㎝を超える積雪になってるぅっっ。

しようがないから、朝から、玄関前から作業場までと車の周辺の雪かきをしました。

そのあと、ちょっと作業をして、11時から嫁さんともどもお出かけです。

・・・が除雪車が来ない。すなわち車が出せない。

さらにしようがないから、国道まで出られるように200mをただひたすらに車が通れるように時間に追われて雪かき・・・。

腕が痛い、腰が痛い。疲労で眠い。寒さで眠い。

ちなみに、隣の旧丹波町まで出たら積雪が半分になっていて、園部まで出たらさらに半分に、八木まで出たらその半分になっていました。

このあたりの雪は10㎞違うだけで、積雪が全く違うのです。

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積み木の三角は切りきれなかった余分を手鋸(てのこ)で切り落としました。

機械を使うよりも手作業の方が確実でした。

数を数えなおしたら400個ほどで、こちらも腕が痛い。

大雪にならなくてよかった

全国的にとっても冷え込んで、日本海側は大雪になったところが多いようです。

昨日の日中までは風向きが西寄りだったので、当地は青空が見えていました。

昨夜からは風向きが北西からやや北寄り方向になったので、ここでも雪になりました。

今日の日中は一日氷点下かと思い、大雪になることを覚悟しましたが、どうやら0℃を行ったり来たりの気温だったようで、つららが随分と育ちました↓

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一方で、雪は一日中降っていましたが、かさを増すことはなく、結局、夜でも20㎝くらいの積雪ですみました。

去年のような大雪になったら困るよぉ~。

積み木の三角はようやく取り終わりました↓

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300個くらいになったかな。この三角だけ作りすぎたかな。

杉はほんとは三角にするつもりはなかったんだけど、丸に加工しようとしたら錐と相性が悪いらしくて、切断面がいまいちになったので、こちらも三角にしました。

前回投稿したように、「切りきれなかった端っこ」を落としていかなければいけないので、だいぶ手間です。

厨子は扉をつけて完成しました。

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厨子はこれでおしまい、めでたしめでたし。

とても勉強になりました。次回以降のこのような構築的な造形に大いに活かしたいと思います。

ちょっと足りない

年末から作っているいろいろな材料はここまで来ました↓

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Oh・・・、丸鋸刃がほんのわずかに足りなかった。

305(サンマルゴ)しかないのよ…。

残りの部分はもうひと手間必要でMendokusaii、・・・めんどくさい。

だんだんと出来上がっていく大量の三角形。

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そうなのです。積み木を作っているのです。

いろいろな種類の木を使うことで、樹木の見本としても活用できて、大人も受けしそうでしょ。

当たり前のことだけど、三角形は極力「目切れ害」がないように切断しています。

一方で、久方ぶりに「飴ちゃん入れるやつ」も進めました。

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機械で荒取りしたけど、こっちも道具がないので、いまいちな荒取りになってしまいました。

組カッタも欲しいな・・・。

厨子は屋根が乗りました。

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あとは扉付けと繕い(←残念ながらとっても大事)だけになりました。

ピースが多すぎた

厨子を組み立てます。

ちなみに低温だと接着剤が働かないので、漆部屋で作業をします。

まずは拭き漆の時についた「あだ漆」を鑿で削り取ります。

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・・・サクサクサク・・・

そして組み立て。

ちょっと間、厨子の組み立てから離れていたら、どこがどのピースだったか忘れてしまった・・・。

私のCPUにはピースが多すぎたかな。

・・・ベルトで縛って固定します。

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写真にはないけど、ハタガネで留めたら屋根の組み立てができなくなちゃった。

接着剤が固まってからでないとできないので、続きはこの次です。