山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

油断したら

心配されていた大雪も当地はほとんど降りませんでした。

積もったのは昨日の朝で10㎝くらい、雪かきも必要ないレベルです。

小さなスツールのサンダーを掛けてかけてかけて・・・

・・・ぶうぃ――――――ン、ブウィーーーーン・・・

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・・・そして、ようやく終わりました。

そののち、オスモオイルを塗ります。

・・・と、何を勘違いしたのか、前回の大きなスツールのときは5時間を超える作業だったのに、2時間半くらいで終わると思っていたのです。

そのために、昨日では終わらず、大晦日の今日までかかってしまいました。

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なんとか今年中に間に合いました。

見通しで油断するとたいへんなことになります。

また、今日の日中は家の周りの片づけをしていました。

特に、去年・今年と切った柚子の枝を家の裏になげたままだったので、燃やしたのです。

ところが、これがひどかった…。

棘が刺さる刺さる。痛いのなんのって…。

指に入った棘が抜けません。

とても気持ちが悪いですが、指の中に入った棘がチクチクしたまま年越しとなりそうです。

さてさて、いろいろありましたが、今日で2018年も終わり。

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大きな事故・病気なく一年を過ごせたのでよかったよかった。

やっぱりつらいサンダー

 

今日はまだ雪が降りませんでした。

明日はどうでしょうか。大雪はやめてほしいです。

引き続いて、面取りなどの最終加工です。

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これで、ほとんどおしまい。

ここからは、ホント~に嫌いなサンダー掛けです。

・・・ぶウィーーーーン・・・

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・・・究極の単純労働…。そしてこの騒音と振動。

・・・ブウィーーーン・・・

あまりにもルーティーンな仕事で、コメントすらないです。

今日でサンダー掛けは半分くらい終わりました。

形になった

明日から寒波が襲来するようで、大雪になるか心配です。

25㎝以上積もると家から出られなくなるので、今年の正月はどこにも出られないかもしれません。

まあ、雪かきをすればいいのですけどね。

平成最後の年末までにこの小さいスツールを作らなければいけません。

仕口が出来上がったので、仮組みをします。

・・・コンコンコン・・・

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大きなスツールのときも見たので、すでに見慣れた光景。

問題ないことを確認したら、ちょっとした加工と面取りです。

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これは↑座面の端っこ。次↓は脚

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面取りをして、少しスマートになりました。

座面の面取りもサクッとしてしまいます。

・・・

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面取りしたら、ちょっとかわいくなりました。

間に合うかな

 

年内に小さいスツールも作ると宣言しましたが、進み具合はどうでしょうか。

今日も枘と枘穴の加工です。

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右の部材の加工に、前回同様、時間がかかりました。

これらは「棚」の材料ですが、この加工もあともう少しです。

このまま進めば組み立てを除いて、今年中に出来上がりそうです。

言い訳ではないですが、「組み立てを除いて」というのは、どうしても気温の関係でそれは無理っ。

そしてこちらは↓

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昨日と全くと言っていいほど同じ写真ですが、これで3回目の接着です。

この1週間、暖かい日が続きました。

今日はあまり気温が上がりませんでしたが、作業場や材料がキンキンに冷えたわけではないので、昨日の接着は固定が外れ、今日も接着できました。

でも、外気温はずいぶんと下がってきたようです。

夜には車のフロントガラスが凍っていました。

年末ですね

年末ですね。なんだか気分も盛り上がります。

でも、この時期に事故が多くなります。

今年も無事故で終わるために、あともう少し、機械仕事は細心の注意を払って制作をしましょう。

まさにここ数日は機械仕事ばかり、木工は機械音が結構ひどいので、耳も辛いです。

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枘(ほぞ)のオンパレードです。

一方で、座面の両端は傾斜をつけたいので、枘を作った後、縦挽きでそぎ落とします。

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小さい部材の縦挽きはおっかなびっくり、へっぴり腰です。

とっても緊張の連続でした。

ちなみに、これ以上小さいと機械で行うのはとても危なくなるので、私は手仕事でやることになると思います。

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こちらは脚の部材。写真ではわかりづらいですが、枘は転ばしてあります。

枘・枘穴の加工は半分くらい進んだところです。

スツール大は2回目の接着。

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そして、今日はいろどり椅子と前回接着したスツール大のオスモオイルの塗り直しをしました。

粉っぽい作業場で接着したら、表面が少しざらついたので。

なんだか暖かくて

今週はだんだんと暖かくなって、接着には好都合です。

小さいスツールをさっさと作ってしまいましょう。

機械さんにお願いして、寸法を決めてもらいます。

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もちろん、うちの前世紀も中盤の機械たちはオートマティックではないので、こちらが行ったり来たりしながらの加工です。

寸法が決まったら、罫書、すなわち墨付けをしてをして、仕口の加工です。

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前回の大きなスツールと大きさこそ違えど、仕口は同じ要領なので、悩むことはありません。

この調子で、たったか進めましょう。

一方で、大きなスツールはいよいよ組み立て。

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今日は4脚、接着・固定しました。

ドライブになってしまった

お日様が出ると少し暖かい中、今日は市日でした。

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雑木はそれなりに出ていましたが、意中の丸太に近いものがなかったので、競りはほとんど見ているだけでした。

唯一の競った朴の丸太もあまり追いませんでした。

今期は栗がぽつぽつ出ていて、昨季にちょっと奮発して買ったので「今季に買えばよかった」と後悔を覚えています。

良かったり、悪かったり、まあ、競りとはそんなものですけどね。

・・・ということで、今日は天気も良く、気持ちのいいドライブになってしまいました。

帰ってきたら、早速、作業。

小さなスツールも10個余りの制作なので、今年中に終えてしまうのはマストのミッション。

インポッシブルではなく、終わらせるべし、終わらせるべし。

部材は荒取りが終わったので、昨日に引き続き、ただひたすらに寸法決めです。

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脚を取り終わったら、次は座面になる朴と榛。

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・・・作るべし、作るべし。