漆部屋に入るたびに、制作途中の桐の箱がこちらをやさしく見ています。
しかし、私は何もしません・・・。
というのを、かれこれ1ヶ月ほど繰り返してしまったでしょうか。
え~と、・・・確かこの桐の箱は塗り物にする予定で・・・、え~と、切子地を2回付けたところまでいったのでした。
今日は久しぶりにこの桐の箱に手をつけましょう。
切子地を2回付けたので、今度は砥石で研ぎます。
・・・ジャカジャカジャカ・・・
すごい勢いで「泥水」が出ていきます。研ぎ過ぎないように注意、注意と。
・・・ジャカジャカジャカ・・・
研ぎ終わるとこんな感じです↓
今日は身の方を研いだところで終わってしまいました。蓋はまた今度です。
ところで、この砥石での研ぎですが、私の感覚では作業の中でもっとも「体力を吸われる」感じがします。
同じ時間作業をしていても、なんだかとても疲れます。塗師やさんが聞いたら笑われてしまうかもしれません…。