金具付けは苦手だといっても、やらなければ終わらないので、傷つけないように気をつけながらやっていきます。
「時計くらいの部品で泣き言を言っているようでは箪笥なんか作れないだろ」と自分に言い聞かせます。
ムーブメントをつけます。そして、針を取り付けます。
針に木の薄板を貼り付けてオリジナリティーを出されている作り手さんもいらっしゃいますが、拭き漆の文字盤だと白木では目立たないのです。
既製品の針でよさそうなものを選びます(種類は少ないのですが)。
この時計は構造上、開封時などに針が曲がりやすいので、そのことをお知らせする添え書きを入れてようやく完成です。