山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

色漆も勉強になりました

ここのところ取り組んできた色漆ですが、今日の作業でひとまずお休みです。

最後は王冠朱、・・・ペタペタペタ・・・

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私がしている色漆はただ混ぜて塗るだけの域を出ていないものですが、それでも漆の配分や希釈による発色の違いなどいろいろなことに気付くことができました。

次の機会には今回の基本的なことを踏まえて、色漆をいろいろと工夫して使ってみたいと思います。

やはり、私は手を動かさないと覚えませんし、次の発想も湧かないようで…。

 

久しぶりに、生漆を出しました。

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黄土白濁色から暗茶褐色に変わっていく様は漆が繊細な生き物であることを改めて感じさせてくれます。

 

桐と神代杉のピースもだいぶ貼ることができました。

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どのピースも同じ大きさに作っているつもりですが、面積が大きくなるにつれてちょっとづつ「ズレ」が大きくなってしまいます。

・・・自身の未熟さに気が付かされます。