山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

今季の原木集めは苦戦しています。

10月ごろ、「さあ、今年もシイタケ榾木の原木を用意しよう」と山を持っている人に声を掛けましたが、交渉不調で入れる山が見つかりませんでした。

「今季は菌打ちができないのかなぁ」と諦めていましたが、この12月の終わりになって、ようやく許可してくださるところが見つかり、いそいそと伐採を始めました。

クヌギ・コナラは落葉前が良いのですが、もう竹ぼうきのようになっています。

そして、冬枯れしてしまうと遠目では木の種類が分からなくなってしまう(樹皮が見えるところまで近づかないといけない)ので、ちょっと難儀です。

急いでいるとはいっても、安全第一で取り組みましょう。

今回の山はクヌギ・コナラが割合としては少なく、樹形も原木向きのがあまりありません。

昨季の5分の1くらいの量しか確保できそうにありません。

折角倒しても立ち枯れだったりするとがっかりです↓

ご丁寧にヒラタケまで生えています。

今回の山は家から600mの距離なので、チェーンソーなどを運搬車に積んで入山してちょっとずつ持ち帰ってくることにしました。

伐採時期が遅くなってしまったし、乾かすためにもこの玉切りして置いてく方がいいのかな。

あまりにナラ類だけでは量が確保できないので、シデも伐りました。

シデも発生することには発生するのだけれど、小さいんだよなぁ・・・。