山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

ひとまず、伐り倒しました

雨が続いて、なかなか山に行けませんでしたが、今日、1週間ぶり(かな?)に木を伐りに山に入りました。

今日はよく晴れて気温も高くなったので、動くと暑かったです。

大概の木は谷方向に向いて傾いていますが、たまに重力に逆らって踏ん張っている木に出会います。

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写真ではわかりづらいですが、やや山側に傾いています。

そんな木はどちらに倒れるかわからないので、慎重に倒します。

写真の木は並びに同じような高い木が2本あったので、そちら側は安全度が高い(自分の方に倒れても掛かって止まってくれる)と判断して、その反対側に倒れてくれるよう祈りながら受け口を切りました。

幸いに、意図したその方向に倒れてくれました。

コナラ・クヌギ・アベマキを伐る前に低木を払って片付けますが、下ばかり見ながら作業をして目的の木に近づいていくので、たまに目的の木が立ち枯れのこともあります。

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やっぱり写真がわかりづらいですが、折角、障害木を片付けながら進んだのに朽ち木でした・・・。

今日の作業でこの冬の原木調達分の木を倒し終わりました。

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もうちょっとばらけさせて倒したかったけど、谷に集まりすぎて、あとから倒れてきた木で大枝がだいぶ折れてしまいました。

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きれいに倒れてくれていれば原木用の玉切り作業もやりやすいです。

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今回のこの山の谷(といっても伐採範囲は1haくらい、上の方は常緑樹ばかりだった)はコナラ・クヌギ・アベマキの径が比較的揃っており、平均すると胸高で25㎝強で25本くらい伐りました。

途中、20㎝くらいの常緑樹の障害木を伐り倒したとき、自身の枝で跳ねて元(もと)が返ってきて太ももを強打しました。

常緑樹は枝が展開している(広がる)ので嫌いです。

チェーンソーを放り投げて後ろ向きに倒れましたが、まあなんともなかったかな。

・・・危うく股関節脱臼するところでした。

次に山に入るのは2月上旬ころかなぁ、寒いのはやだなぁ・・・。