山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

発生は計画的に

朝の初めに育てている苗に散水をして、そのあとダイコンとその間引き菜を収穫し、道の駅に持って行きます。

そのため、「アグリ」以外のことをする時間が大きく制限されています。

シイタケの浸水や散水も合間合間にやっています。

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今、発生させている中心の品種の印は20濃青です。

この品種はあまり大きくはならないですが、肉が硬く、味が深いのが特長です。

20・19黒もまだ残っているので、同時に収穫しています。

シイタケを収穫しているとはいえ、このゴールデンウィークにピークを持ってこれませんでした。

濃青も収穫できるのは最初に浸水させた榾木で、うちの小さい発生舎である程度の量が採れるようになるのは来週の始めくらいになるでしょうか。

気候などの影響もあるから致し方ない部分もありますが…。

時間が取れないので、ほんと山に入れません。

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今日、久しぶりに半日ほど山に入りました。

山の中は緑がだんだんと深まっています。

薪用材の切り出しは「ぶつ切り」もとい玉切りの最中です。

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きれいに積んであるのは、この後、「割り道」をチェーンソーで切るためです。

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節や繊維の歪み、すなわち「異常木理」があるところをなるべく切って、割りやすいように積んでいます。

そして、半割にして山から出します。

里に帰ってこの割り道のための縦挽きをすると、長いおが屑がとてもたくさん出るので、山へお返しするためです(自然に還すべきものなのにゴミになるのはかなわん)。

薪用材の搬出は4月中にしたかったです。

暖かくなると山には長いもの(蛇やムカデ、ヒル)やハチが出てかなわないのです。