山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

大雨(21春ダイコン、21春ジャガイモ)

昨日から今日の夕方にかけて大雨になりました。

2日間で100㎜くらい降ったでしょうか。

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月曜日に苦土石灰を撒いて耕した下の畑は田んぼに戻っています。

島が現れているのは耕し方を失敗したためで、凸凹になっているからです。

こんなに水が張っていると、このままでも代かきができそうです。

いえいえ、問題はダイコンとジャガイモのことです。

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・・・畝間は水没しています。

ジャガイモは水分が多いと割れが発生したり、腐りやすくなります。

また、特にダイコンは地中の水分が多くて気温・地温が高くなると、品質が極端に低下します。

そうです、ダイコンの内側が黒くなるのです(「黒ずみ」「黒カビ」と呼ばれる。食味に影響はないが、見かけから極端に嫌われる。ホウ素欠乏でも発生しやすい)。

折角、ここまで大きくなったのに…、促成栽培してきたのに…、あと数日で収穫なのに…。

これは駆け出しの農業従事者に天が与えた試練なのか、それともこのご時世に儲けのことばかり考えていたゆえの天罰か。

・・・気温が上がる前になるべく水を抜かなければいけません。

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サワガニさん、ここは畑ですよ。今から工事が始まります。早く川に帰ってください。

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排水口に向かうように畝間に合わせて溝を掘っていきます。

結局、半日くらい雨の中で土木工事をしていました。

ダイコンもジャガイモも人事を尽くして天命を待つのみです。