シイタケを栽培している皆さんは、そろそろ原木の「伐り倒し」を終えたころと思います。
多分に漏れず、私も今週やっとのことで終えました(遅いかな)。
先週まで、下草がりというか、障害木の撤去に精を出していましたが、それがようやく一段落。
このように、クヌギ・コナラ・アベマキ(アベマキは原木としてはいまいちですが)を残しました。
ここから、伐り倒して、2月まで「葉枯らし」をします(もう葉はなくなっているから遅いんだけどねぇ~)。
素人の私は30㎝を超える木(樹高は20mくらい)はすぐに緊張してしまいます。
ちなみに、基本的な伐り倒す手順を示すと・・・
まずは木に「どちらに倒れてくれますか?」と聞いてみます。
木は答えます「ってか、切られたくねぇ~し」。
仕方がないので、木の真下に行き、樹相を見てどちらに重心が寄っているかを見定めます。
多くの木は「谷」側に寄っていますが、枝ぶりや「頑張りすぎ」によっては変化しています。
そして、倒したい方向を確認します。
樹相と倒したい方向を勘案して、まずは「受け口」↓
ちょっと、切り損じているなぁ・・・。
受け口で調節できるのは、だいたい倒れたい方向の左右60℃くらいかな。
そして、再び確認して「追い切り」をかけます。
・・・ブウィ――――――ン・・・
上手く倒れると原木の価値も減じませんし、あとあとの玉切りや集材が楽になります。
素人の私はよく失敗します。
他の木に架かっちゃった…。
40㎝の木になると、とってもストレスを感じますが、そのようなことを繰り返して山を上がっていき倒し続けます。
今年はクヌギ・コナラ・アベマキ・クリを50本くらい倒しました(平均すると25㎝くらいのものです)。
シイタケ専業農家さんの10分の1くらいのものですが、やっとの思いでした。
これで、今年の山に入るのは終わり、また大寒の頃、入山です。