山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

仮組みをしてないけど

昨日、篠山に買い物に行ったら土砂降りでした(土地柄、食料品の買い物はいつも府県をまたぐのです)。

うちの方も雨が降ったかなと期待して帰りましたが、全く降っていませんでした。

このところの夕立は本当に局地的で、丹波篠山市内でも降ったのは一部だったみたいです。

当地はほとんど雨らしい雨がなかった8月となりそうです。

里山チェアは仮組みをしていませんが、大方の面取りまでしていきました。

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肘掛けの加工がまだできていないので、仮組みができないのです。

こんなに加工を進めて、組んでみて合わなかったり、寸法を間違えていたりしたらどうしましょう。

・・・でも、引き続き、面取りなどを進めていきます。

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部材の形としてはどんどん出来上がります。

そして肘掛け↓

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側面をえて面(45°以外の切面のこと)にします。

そのため、サンダーで加工後、いまいち形が悪い部分を豆鉋で直しています。

ところで、ちょっと凝ったスツールの拭き漆(捨て摺り)をやりました。

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「クーラーがないと拭き漆ができない」とわがままを言うのはやめました(いつまでたっても涼しくならないし)。

ないものねだりをするよりも、できることから進めていきましょう。

漆部屋が暑すぎて、汗だくだくでした。

まあ、このスツールはある程度しっかり拭き漆を重ねるので、トータルで1ヶ月半くらいかかるのではないかと思います。

そのため、最後の方は寒くなってきてストーブを焚かなくてはいけなくなるかもと思っていました。

早めに始めれば、ストーブを使う季節の前に終われるかもしれません。

・・・ちょっと地球に貢献できるかな。