山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

冬越しPart2

この1週間の前半は気温が高く、後半は平年並みでした。

先週までの週間予報では後半の気温が高くなる予定でしたが、だいぶ変わりました。

気温を平均すると、最高気温は10℃くらい、最低気温は0℃といったところで、昨日の朝なんかはだいぶ冷え込み、「凍てる」季節の始まりを感じました。

降水量は少なかったものの朝霧がでる日もあり、大気は別として地面などは乾かなくなってきました。

今日は冬越しのPart2ということで、濃い青と水色を混んだ井桁積みにしてシートで覆いました。

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濃い青は夏菌の位置づけなのですが、だいぶ頑張ってくれていました。

でも、11月後半や12月中は小さいきのことなってしまい、浸水操作の重要性とそのタイミングに改めて気づかされました。

水色は冬菌ですが、1年榾木ではほとんど発生がなく、また中温品種なので「もういいかな」という感じ冬越しです。

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水色が出てくれなかったので、濃い青との発生時期の兼ね合いを見ることができませんでした。

来年の秋の課題ができました。

ところで、この19水色は大径材が多くて、井桁積みがたいへんでした。

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先に井桁積みしていた榾木と併せて元気で春を迎えてね。

19黒の新たな発生はほとんどなくなったようです。

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あとはきのこがゆっくり生長するだけです。

19黄色は発生も続いているようですが、なんだかきのこの傘がつるっとしています。

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なるべく、見栄えのするきのこにしたいので、このような傘の表面もうまく「操作」できたらなぁと考えます。

前回も書きましたが、黄色は浸水にやや敏感なようなので変形きのこもあります。

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こちらもうまく「操作」して防ぎたいものです。

今日もきのこの話題でした。そろそろ制作の投稿もしなければ…。