山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

きのこの記事ばかりになってきた

最近、きのこの記事ばかりになってきました。

実は木工をしてます、・・・たぶん、・・・いや、絶対。

この4・5日、寒い日が続ていますが、山に入って木を伐っていると寒さを忘れます。

私は素人ですが、山の仕事は冬するのです。

シイタケ榾木だけでなく、建築・木工材料としての用材も晩秋から冬に採材するのです。

この時期は木が水を吸うのをやめ、水を抜いているために含水率が低く、また雑菌も繁殖しにくいのです。

春から中秋までは農作業をして冬は山に入るという昔の生活サイクルは、自然のサイクルと一致する先人が培ってきた大きな文化なのです。

 

この1週間は気温が下がりました。

最高気温は10℃ほど、最低気温は平均すると2℃といったところでしょうか。

降水量は週初めにまとまって降りましたが、平年並みのほぼ時雨れた日々となりました。

きのこの生長はとっても遅くなり、来期以降は改善が必要です。

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冬菌の19黒にしろ、19黄色にしろ芽が出てから傘が開く寸前の収穫時期まで2週間ほどかかります。

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19濃い青はまだぽつぽつ出ていますが、きのこ自体は小さくなりました。

シートをかけて保温したいのですが、少し出ているので困りものです。

そして濃い青は雨に降られると黒・黄色に比べて雨子になりやすいようです。

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19水色も出ていますが、中温品種なのでこちらもそろそろシートで保温して冬越ししたいところです。