山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

榾起こし

10月なのに真夏日になるような天候で、太陽が早く沈むこと以外は秋の訪れを忘れてしまいそうです。

とはいえ、暦の上では寒露も近く、シイタケ栽培にとっては榾起こし(ほだおこし)の時期です。

今年の春植菌した榾木を本伏せの井桁組(いげたぐみ)からシイタケ栽培らしく起こして合掌させます。

まずはパイプを買ってきて、架けるところを作ります。

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そして、性質の違いが分かるように品種ごとに並べていきます。

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ほら、シイタケ栽培らしくなったでしょう。

まあ、300本余しかありませんが…。

2か月ぶりに榾木を触ってみて(もちろん、ときどき水遣りはしてたけど)、残念なことも発見しました。

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・・・シイタケを育てているつもりがダイダイタケが大いに繁殖しています。

う~ん、「害菌でわかる榾場の様子」によると「高温多湿」であったようです。

来年の教訓としては、榾中の水分が少なくなるように原木の含水率を下げるよう計画しなければなりません。

もちろん、6・7・8月の管理も改善していきましょう。

気の早い榾木では芽切りをしているものもありました↓

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まあ、おませさん、・・・そういう品種なのだけれど。

平年並みに気温が下がって、ややまとまった降水が待ち望まれます。