山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

一人じゃたいへんな仮組み

一昨日、台風が過ぎ去りました。

例によって消防団で出ることになりましたが、幸いにも、当地は一時間くらいざっと降ったものの、大雨が長く降り続くことはありませんでした。

しかし、40㎞くらい東に離れたところでは、府道が通行止めになるほどの大雨が降ったようで、自然の脅威を感じます。

昨日・今日は再び暑くなり、秋が待ち遠しいところです。

そんな中、今日は嫁さんのご先祖さまの墓参りもして、お盆ウィークを締めくくりました。

制作の方はというと、「直交モード」で寸法取りや仕口の加工をし続け、躯体の部材の基本加工が終わりました↓

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背板・鏡板の溝も突いて、仮組みです。

・・・コンコンコン・・・

・・・と、仮組みの途中で溝を一部突き忘れていたことに気が付き、昇降盤で突き通して再び仮組み。

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 組み立てていくと、だんだんと大きくなっていって、一人では取り回しがしづらくなっていきます。

・・・コンコンコン・・・

持つところと自身の腰に気を配りながら、木枠を立てて、天板を載せます。

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ようやくの体で仮組みができました(ちなみに高さは165㎝くらい)。

衣装箪笥ということで、上の開口部は開き戸で中に衣装ポールです。

下段は引き出しが並んで2杯、全体は黒いシックなものになる・・・はず。

明日から、溝の兼ね合いや背板・鏡板の寸法の最終確認をして、装飾的な加工に移ります。