山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

いろいろな作業を並行して

雨が降るとなんだか気分が乗りません。

何となく、作業へもエンジンのかかりが遅いです。

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座面のメタセコイアの寸法決めをしました。

う~ん、図面で考えていた時とだいぶ雰囲気が違います。

特に、このように厚みがあると、図面と実物の感覚のずれは大きくなります。

図面でのイマジネーションは経験の蓄積ということですかね。

その他の材料の寸法も決めました↓

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機械仕事のことを考えると、30㎝以下に切ると「もう戻れないんだなぁ」と強く感じます。

このように短い寸法になってしまった材料を見ると、うまく商品に仕上がるかにちょっと不安を覚えます。

機械仕事だけではなく、とっても地道な作業も残っています。

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・・・シャカシャカシャカ・・・

面取りのケバ立ち取りも結構時間がかかる作業です。

接着が完了した椅子やスツールはもう一度オスモオイルを塗って仕上げます。

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いろどりのインフレ状態で、ちょっとやかましい感じです。

固定の道具の関係で、「懐かしい椅子」は3脚ずつしか接着できません↓

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この椅子たちは牛歩戦術で、すべての組み立ての完成には時間を必要とします。

このように最近はいろいろな作業を並行しています。

飽きやすい私にとって、これくらい変化に富んでいた方が、かえって集中力が持ちそうです。