山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

おじいさんは山へ柴刈りに・・・ではなくて

薪がなくなり、火という最初の発明を失ったので、作業場は人類有史以前になってしまいました。

寒すぎる。寒い以外、なんに~も考えられない。

そうだ、次の木取り・荒取りをして、木っ端を手に入れよう。

おじいさんは山へ柴刈りに・・・、ではないけど、火を得るために働くんだ。

次は六角拭黒漆スツール(今接着しているやつね)の小さいサイズを作ります。

座面のサイズが屋外や店舗ではちょうど良いのだろうけど、一般家庭では大きく感じます。

ひと回り小さいサイズを作って、ラインナップをこちらも増やします。

板を出してきて・・・

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あまりにも寒くて、すべての板が薪に見えますが、きちんと木取りをして、歩留まりを意識します。

・・・ブ、ブブブ、ビィ―――ン・・・

結構、朽ちている材なので、薪にする部分も多いようです。

こちらの↓大きな板は芯持ちなので、二つに切って・・・

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チェーンソーで縦挽きです。大きいとバンドソーが難しいんだよね。

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でも、チェーンソーは縦挽きは苦手です。

そしてバンドソーで割りまくります。

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思わず薪に見えそうですが、脚などです。

上の材は大きく見えますが、遠近法の関係です。ただの長辺60㎜の杣角(そまかく)です。

座面用の板↓

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大きな板の幅を半分にしたので、今回の座面は柾目(まさめ)です。

斫り(はつり)を入れるとはいえ、私としては板目の方が好きですが、ちょうど良い材がなかったので仕方がない。

先輩の六角スツールは最後の4脚の接着です。

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念のため、前回接着した分も一緒の部屋に置いて温めました。