山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

榾木の原木伐り

シイタケ作りを本格的に取り組むことにしたので、カテゴリーに「きのこ」を追加しました。

ここ1週間、山に入っていましたが、他の用事や悪天候もあり、正味2日ちょいくらいの仕事でした。

今回入った山です↓

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写真の真ん中辺りが木を倒した範囲です、・・・おそらく。

 

 

木を倒す、もとい、えてして倒れる辺りの木は伐りはらって片付けてから倒します。

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あんまりガチャガチャしていると、山から降ろすときの玉切りの時に難儀します。

私は木を伐り倒すことに関しては全くの素人なので、30㎝程の木を伐るのはおっかなびっくりへっぴり腰です(ちなみに、立木で○○㎝と言ったら、特に断りのない場合、「胸高」での幹の直径を指します)。

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ただ、これほどの木になると榾木の原木としてはあまり適さなくなります(私のチェーンソーのバーサイズは40㎝)。

でも、その後ろの木々を倒すために時折、伐らなくてはなりません。

人力では山から降ろせないような幹は諦めますが、もちろん、枝で取れそうなところは最大限、活用します。

楢枯れはここでも見られます。原因の虫が入った立木↓

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山の傾斜がそれなりにあるので、木を追わせると転がっていきます。

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そして加速度が付いているので、使いたかった太枝が折れることもあります。

やはり傾斜があって開けたところでは木が落ちていきます。

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伐り倒したら5m以上飛んでいきました。

シイタケ作りを本格的に取り組むといっても、まだ1年目なので、今年は平均20㎝くらいのコナラやクリを15本のほど伐りました。