今回の台風は日本海を進むようですが、南風が気になります。
折角出たシイタケが強い風にさらされて、小さいまま「カピカピ」になってしまうのではないかと心配です。
制作の方は木地作りが終わり、椅子と棚は拭き漆の毎日です。
棚のフラットな面の捨て摺りをサンダーで研いで・・・
再び拭き漆です。・・・ペタペタペタ、フキフキフキ・・・
棚の方はそれほど木地調整をしないので、もう摺り重ねです。
一方で、木地の調整をある程度して、一足お先に摺り重ねに移った椅子は光沢が出てきました。
摺り重ねになると幾分か心が穏やかになります。
というのも、1回目や2回目の捨て摺りでは漆がうまく刷毛で伸びず、粘るのも早くて苦戦するからです。
また、初めの方はとても漆を消費しますが、摺り重ねでは木地が吸い込むわけではないので、ほんの僅かになります(といっても物が大きいのでなかなかですが…)。
お財布的にも心穏やかなのです。