山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

昨日のうちにやればよかった

昨日までのカラッとした晴天とは一転、今日は蒸し暑い日になりました。

昨日は昨日で暑かったので板を出すのは明日にしようと思っていたら、今日は今日でさらに暑い・・・。

仕事は早めに片付けるのがルールですね。

仕方がないので、汗をかきかき板を出しました。

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あつい板はさらにあつい、そしてやっぱり重い。

今日出した板は椅子の座面になります↓

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でも、この板は半分朽ちているような個体なのですよ…。

・・・仕入れって難しいね、私だけかな。

ついでに次に作るものの材料も出しました。

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白太を落としたかったのですが、うちのバンドソーでは定盤が小さくて挽いててこけそうでした。

もし板がこけたら、私も鋸も腰が折れる・・・。

仕方がないので、チェーンソーで縦挽きをしました。

白太が落ちて幅が少しでも小さくなれば機械にかかるでしょう。

一方で、今の制作は蟻桟の凸を作り、中心寄りのところに穴をあけました。

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木の伸縮によって座面が左右に寄ってしまうのを防ぐために、今回は蟻桟にテーパーを付けるのではなく、駒留の利くねじ止めを真ん中付近ですることにします。

ちなみに全体像はこんな感じ↓

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脚元の貫と肘掛けを実寸で確かめたかったので、組み立ててみまし

た。