山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

やっぱり仕事は道具だな

組みあがった引き出しはまず鉋で目地払い。

f:id:yamanoimokkoubou:20180628203947j:plain

そして、同じく鉋で先板に向かってほんのわずかに先細りにして、引き出しを入れる際に支障のないようにします。

そのあとは表面の磨きと面取りをサンダーでしていきます。

・・・ブウィーーーーン・・・

f:id:yamanoimokkoubou:20180628203959j:plain

やっぱり仕事は道具だな。

当たり前のことだけど、道具に問題がなければ仕事がサクサク進みます。

躯体に引き出しを入れるとこんな感じ↓

f:id:yamanoimokkoubou:20180628204003j:plain

今回は詩作ということで、前板の薄板はあるものを利用したので、まちまちの樹種です。

f:id:yamanoimokkoubou:20180628204054j:plain

横から見るとこんな感じです。

側板も強度的に問題がなければ、杉と桧のように2種類の木でも使って2色でやるのが良さそうです。

まあ、機械仕事がほとんどだし、廉価モデル(あくまで無垢の家具の世界の話ね)の「プロダクト」にしようと思うので、強度は「必要とされる程度」で神経質にならなくてもいいかな。

いくつか改良を必要とする箇所も見つけることができたし、今度からある程度の数を意識して作りましょう。

とりあえず、試作とはいえオスモオイルで塗装をしておきます。

f:id:yamanoimokkoubou:20180628204104j:plain

やってから気が付いたけど、取っ手を木材で自作するなら、塗装はその後が良かったかもしれませんね。