山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

珍しく晴れた市日

ここのところ、時雨れる天気が多かったものの、今日は時おり晴れ間も見られる日本海側にしてはいいお天気。

そんな中、市に出かけました。・・・ブゥーーーン・・・

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出品が少ないなぁ。大雪も降ったし、なかなか山に入れないのかな?

・・・おかげで、買い手も少ない市況。

今日は桧(ひのき)丸太で良さそうなものが多かったようです。

でも、残念ながら、買い手が少ないため、「低調」な展開でした。

(↑・・・私としてはうれしいんだけどね。でも長い目で見ると良くないですよね。)

前々から桧の間太(けんた)が欲しかった(建築材のような長尺はいらない)ので、落としました。

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・・・うん、間太じゃない。なぜなら、普段の間太よりも今日の4mの方が・・・。

写真でもわかるように、細かくできない材と思われるので、きっとこれは私向き。

木目は地桧としては「まあまあ」のつまり具合かな。ちょっと柔らかそうではあるけど。

ちなみに、2つ隣の丸太は、太くはないけど障子や仏像にもできそうな「貴婦人」のような桧でした(←この表現はわかる人にはわかる、たぶん)。

そちらも、「いいなぁ~」と思ったのですが、先立つものが…。

「貧乏は不便だが、恥ずかしいことではない」と偉大な方が言ったとか、でも不便も困る…。