山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

市日にしてはめずらしく晴れました

いつも市日は雨や雪に降られるのですが、今日はめずらしく青空でした。

f:id:yamanoimokkoubou:20161207211756j:plain

・・・とても気持ちが良い。

前回、カメラを忘れて、写真が撮れなかったセコイア↓

f:id:yamanoimokkoubou:20161207211844j:plain

やっぱり1.75リューベはありますね。末口も案外大きいようで…。

衝動買いには大きすぎです。

・・・気を取り直して、今日はどうしようかな~。

・・・

・・・

欲しい丸太があったけど、競り負けました。

赤身の張った良い木だったので残念です。

太さはそんなになかったので、値段は上がらないと思ったのに・・・。

今年の相場は去年・一昨年よりも少し値がいいようです。

それでも木を伐り出す労力を考えたらまだまだ安い相場なので、失礼な話ですが。

今日買ったのは樅(もみ)↓

f:id:yamanoimokkoubou:20161207211837j:plain

も~いくつ寝るとクリスマスぅ~♪。

・・・クリスマスが近いからではないのですよ(クリスマスツリーは一般に樅の木です)。

そして卒塔婆を作るために買ったわけでもないです(卒塔婆は樅で作るのが好まれてきました)。

いえいえ、私は引き出し用材にするために色の白くて扱いやすい木が欲しかったもので。

この丸太は少し節が出そうですが、引き出しには長尺は必要ないのでこんな感じでどうでしょうか。

でも、上手く乾燥できるかなぁ~、それが心配です。

もう一本は楢(なら)↓

f:id:yamanoimokkoubou:20161207211811j:plain

たぶん、これは大きなコナラです(といっても元口でも2尺くらいだけど)。

楢はね、乾燥させているときに虫が入りやすいのです。

そしてとても暴れやすい、すなわち動きやすいのです。

こりゃ、材積の3分の2は使い物にならないと思ったほうがいいでしょう。

ちなみに、一般に家具に使われるのは道産のミズナラです。

そりゃ、楢は製品(規格板材)を買った方が安心、扱いやすいのです。

でも、ずいぶん高くなっているしね。丸太でそこらへんのコナラを買ってためしてみましょう。

もし全くダメだったら、大量の「高い薪」になって、来シーズンは暖かい生活を送れるでしょう。

 

夜はサビをつけます。・・・ペタペタペタ・・・

f:id:yamanoimokkoubou:20161207211846j:plain