山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

寒い、寒い・・・

3月も下旬だというのに、今日は雪も舞っていました。

これじゃあ、接着もうまくいきません。

でも、「刷毛描の小箱」の内側をくっつけたいです、ずっとそのままになっているので・・・。

工房の薪ストーブの周りをうまく使って接着剤を乾かします。

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このどこが接着かというと、市松模様の幅の狭い板の木端(こば)に桐の薄板をくっつけています。

1つずつ固定すると面倒なので、何枚か重ねて固定しているのです。

コニシのボンドは気温が低くても粘性が変わらないので、作業はあまり難しくありません。

 

一方で、エポキシの接着剤は気温が低いと粘性が非常に大きくなって、伸びがなくなります。

うまいことストーブで暖めながら、接着剤を塗らなければいけません。

ほんでもって固定します。

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↑もちろん、そのままクランプを直付けするのは嫌なのですが…。

接着待ちの時間は他の作業をします。

・・・シャッ、シャッ・・・

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