山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

昨日に引き続き、漆の作業です。

昨日、終わらなかった桐の箱の目摺りサビを終わらせます。

まずは砥の粉と地の粉と水と生漆で切り子地を作って・・・

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布目にヘラで刷り込みます。

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今日は、進んでいなかった漆の作業もします。

角盆の直しですが、軽く研いで拭き漆をしました。

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3日おきくらいでしか作業をしていなかったタモの手持ち開き戸ですが、ようやく拭き漆(捨て摺り)をしました。木目を控えめに表現して、シックに仕上げたかったので、黒漆を混ぜました。

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まぁ、制作が遅いのは今に始まったことではないのですが、少しずつでも進めていければと考えています。・・・経営的にはそれではダメなのですが…。