山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

栽培期間が長いネギは心配が募るものです

相変わらず、平年よりも気温が高く、シイタケはだいぶ波がありますが、畑の方はだんだんと夏野菜がくたびれてきました。

ツルムラサキは毎日収穫するほどには茎や葉が回復せず、日の短さも手伝って、土日を中心として、あとは時間のある時の収穫となっています。

私の畑の数少ない冬野菜のネギ。12月から収穫を予定しているのですが、久しぶりに近くに行って様子を見たら、虫と病気がだいぶ出始めていました。

昨日・今日と続けて殺菌・殺虫剤を散布しました。

ネギは栽培期間が長いので、あともう少しのところで商品価値の低下が起きてしまうとショックが大きいのです。

秋ナスをたくさん収穫しようあとから植えたと長ナスですが、なんだか様子がおかしいです。

青枯れ病でしょうか、葉がしおしおです。

う~ん、土壌が悪いのかなぁ~。

ここにナス科を栽培したのは3年ほど前ですが、こんなにも病気が広がってしまうとは…。

・・・秋ナスはおいしいんだけどね。

ところで、ナスの小売価格が結構上がっているようです。

この夏・秋の高温や台風の影響で露地栽培が「やや不作」になっているのでしょうか。

うちは作らないけど今どきの初秋のダイコンもだいぶ良いお値段です。

人件費や燃料・資材代などの上昇に加えて、天候の影響も受けているので、このような価格の上昇は消費者の皆様にはご理解賜りたいです。

・・・というか、日本の食の金銭的価値ってもともと低すぎだよね…。

話題は戻って、今日の作業ではコールラビを定植しました。

これで今季3回目。近年の「短すぎる秋」で生長できるかなぁ。

 

<農薬使用履歴>

・22ネギ①(圃場前作21カボチャ)

 日にち   農薬名    希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/17   ダコニール      1000倍     散布    ( 3 )

 7/24   トレボン    1000倍     散布    ( 2 )

 8/23   ダコニール      1000倍     散布    ( 3 )

 9/28   ダコニール     1000倍     散布    ( 3 )

 9/29   スミチオン     1000倍     散布    ( 2 )

・22ネギ②(圃場前作21カボチャ)

 日にち   農薬名    希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 8/14   トレボン     1000倍    散布    ( 2 )

 8/23   ダコニール       1000倍    散布    ( 3 )

 9/28   ダコニール       1000倍    散布    ( 3 )

 9/29   スミチオン       1000倍    散布    ( 2 )

 

ところで、スズメバチの巣ですが、スミチオンの罠は上手く機能しませんでした。

・・・だいぶ大きくなってる、バスケットボールよりも一回り大きいかなぁ。

今日、業者に頼んで取ってもらいました↓

これで一安心ですが、〇日分の道の駅の売り上げが吹っ飛びました。

このような土地所有者に許可を得ていない違法建築はご免こうむりたい。

ようやくシイタケの季節に

9月中旬の残暑を通り越した暑さ、その酷暑は冷房設備のない私のシイタケ栽培に大きな打撃を与えました。

先週になってようやく気温が落ち着き(とはいえ、平年並みよりかは高めだけど)、1週間が過ぎたので、発生が軌道に乗ってきました。

こんな光景を半月ほど前に見たかった…。

今発生させているのは21白の印のある榾木、今夏の休養期間は梅雨の前半がシイタケ菌が伸張するには暑すぎ・乾燥しすぎで不安でしたが、まずまずの発生となっています。

この品種は大きくなるので、収穫もその後のゴミ取りや袋詰めも楽です。

キノコが小さいと手間がかかる上に単価が低くなります。

とはいえ、この小さいトロ舟4つでの浸水操作なので、数はたかが知れていますがね・・・。

今の時期は発生から収穫までのスパンが短いので、発生舎には余裕があります。

浸水から収穫終了までは10日くらいでしょうか。

これが10月中旬ごろになると16日くらいかかるようになるので、だんだんと渋滞してきます。

今日は最高気温が30℃くらいにまで上がってしまい、2回ほど散水しました。

最高気温26℃・最低気温15℃くらいの日々が続くとキノコも大きくなります。

もう天候で左右されるのは勘弁です…。

どうか、今秋の初めの苦戦を返上できますように。

台風が過ぎ去りました

今回の台風は九州・中国地方ではゆっくりでしたが、近畿地方から先は足早に過ぎ去りました。

西日本を中心に被害に遭われた方には心からお見舞いを申し上げます。

幸い、当地の雨風はそれほど強いものではなく、消防団の出動もありませんでした。

このムラでも人的被害はなかったようですし、物的被害も聞いていません。

私の畑はというと・・・

ツルムラサキの棚が倒れてしまいました。

折角、よくできていたのに…。

支柱を立て直そうと持ち上げようと試みましたが、重すぎて全くびくともしません。

この倒壊は風害というより、雨滴を纏った葉による重量オーバーに「ちょっと強めの風」がとどめを刺したと見るのが良さそうです。

まあ、施工不良・・・みたいな。

こんな欠陥住宅で被害を受けたのに、ツルムラサキさんは健気に生きようとしていらっしゃるので、ひとまず、当初予定していた10月中旬の収穫終了までこのまま栽培を続けます。

ナスはそろそろ寿命のような気もしますが、今回の台風を乗り切ったこともあり、もうちょっと様子を見ながら収穫します。

10日ほど前の強風では多くの葉が折れてしまっていたネギも今回はほとんど被害を受けていません。

台風一過の今日は時折、小雨が降る曇天で、気温も25℃くらいと待ちわびていた秋が戻ってきました。

後から植えたナスやこのネギ、そして、なんといってもシイタケが本調子になることを期待するばかりです。

台風に備えて

今回の台風は日本列島を九州から横断するように旅するようで、メディアでは盛んに注意が呼び掛けられています。

どうやら、当地もずいぶんと台風の進路上にあるので、備える必要がありそうです。

野菜に関しては、棚に繁茂するツルムラサキはどうしようもないので、カボチャとナスの対策をします。

・・・といっても、台風で傷ついたり、浸水して腐ったりしないように、ちょっと早めに収穫することくらいしかできませんけど…。

ということで、今日の午後は嫁さんとカボチャ取りに勤しみました。

ちょっと早めの収穫かなと思ったけど、多くの一番果が収穫適期でした(最近、まさに「放任栽培」していたのです)。

ツルが縦横無尽に伸びて、足場がありません。

この↑写真の中には2個のカボチャが隠れています、見つけられるかな?

そして、運搬車の通路がなくなってしまい、カボチャを両手に抱えて畑の中を行ったり来たりしなければならず、思った以上に時間がかかってしまいました。

去年よりも早く種を蒔いて株自体も充実したので、1株に4個・5個は取れるかなと思いましたが、二番果・三番果があまり見当たりませんでした。

う~ん、この品種の着果性が悪いのかなぁ・・・。

そもそも雌花自体が少ないんだよねぇ…。来年は品種を替えて試してみようかな。

ところで、冬至出しにと思って栽培していたのに、最近結実したものが見当たらないけど大丈夫なのかな?

抑制で栽培するのは試行錯誤の余地が大きいです。

とはいえ、100株以上あったもののほとんどを収穫したので、結構な数になりました。

置き場がないので、とりあえず使っていない漆部屋に嫁さんとバケツリレーで運ぶと・・・

ギャグみたいな写真になってしまいました。

・・・200個以上あるみたいです。

追熟もあるので、道の駅にはポツポツ出していこうかと思います・・・。

雨風が強くなるのは明後日の朝からの予報なので、明日はムラ仕事の後に長ナスの早取りをします。

 

<農薬使用履歴>

・22カボチャ(圃場前作22トウモロコシ・22エダマメ・22ダイコン)

 日にち   農薬名      希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/25    スミチオン    1000倍    散布    ( 3 )

 7/31    ダコニール       1000倍    散布    ( 3 )

 8/23    スミチオン    1000倍    散布    ( 3 )

異常な高温

久しぶりの投稿になってしまいました。

この1週間、季節外れの暑さ、暑さ、熱さ・・・。

最高気温は34℃前後、最低気温も23℃前後と真夏と思うかのような気温、そしてひどい日射。

キノコと野菜にはこの高温による影響が出ています。

10日ほど前から白の印の榾木の浸水が始まったのですが、高温障害でこんな感じ↓

色が白くなってしまい、軸が太いにもかかわらず、傘が小さくままですぐ開いてしまいます。

もちろん、発生も芳しくなく、ぽつぽつといったところ。

小さいままで即身仏、乾燥シイタケになってしまうものもあります。

予定していた収穫の4分の1ほどしかありません。

この間の日曜日に植えたコールラビの苗はマルチのはざまでドライフードになってしまいました。

水を遣っても戻るわけでもなく、気温が落ち着いてから苗を植え直します。

10日前には台風から変わった熱帯低気圧日本海を北北東に進みました。

当地はだいぶ進路からは外れていたので雨の被害は免れましたが、風は思いのほか強く吹いてしまい、ナスは傷だらけになりました。

そのために、随分と出荷できない実がありました。

今日まででだいぶ回復してきましたが、この暑さのために季節外れの夏バテ気味です。

そして次の台風が今度は直撃コース…。

ナスの気が休まる暇がありません。

その前回の風はネギの葉もずいぶんと折られてしまいました。

ブロックで押さえていたトタンが飛ぶほどだったので、突風もあったのだと思います。

そして、そのネギも同じく夏バテ気味でこの1週間は生長を感じません。

・・・本当は今が一番生長できる時期なんだ、君は。

 

<農薬使用履歴>

・22長ナス(圃場前作21白ネギ)

 日にち   農薬名     希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/6    ダコニール       1000倍    散布    ( 4 )

 7/24    トレボン    1000倍     散布    ( 3 )

 7/31    アルバリン    2000倍     散布    ( 2 )

 8/28    トレボン    1000倍     散布    ( 3 )

 9/14    トレボン    1000倍     散布    ( 3 )

シイタケには暑すぎます

涼しくなってきたので浸水を始めたのですが、昨日あたりから再び暑くなって、今日は日も照っていました。

太陽が昇っている時間はだいぶ短くなり、湿度も高いので、まあ、大丈夫だと思いますが、高温品種といえどもシイタケにとっては暑すぎます。

それでも、発生・肥大し、収穫が始まりました。

一昨年の榾木ですが、まあまあの発生状況です。

そして、去年の榾木もいい感じです。

きのこ自体があまり暑くなりすぎるとシイタケが白くなってしまうので、直射日光だけは勘弁です。

この時期は生長が早いので、朝夕の2回採らなければなりません。

もし採り忘れると、すぐにばれてしまいます。びろびろ~ん。

榾木が並び始めて、発生舎らしくなってきました。

高温品種の榾木は数が少ないので、今日の浸水で最後です。

次からは今年仕立てた白の印の榾木です↓

ただし、明日・明後日は気温が高くなるので、浸水はもう少し先かなぁ~。

今日、ようやく薪割りが終わりました。

今年の薪割りもずいぶんと時間がかかったなぁ・・・。

・・・ついに車が止められる。半年しか使えない駐車場です。

ネギの土寄せはタイミング(22ネギ・長ナス・カボチャ・ツルムラサキ)

この時期は雨と晴れが交互に訪れます。

また、もう少しすると長雨の季節にもなるので、ネギの土寄せはタイミングが命。

だって、土が湿ってしまうと耕運機が働くことができません。

今日から雨の日が続く予報だったので、昨日は大慌てで土寄せをしました。

土寄せはもう今年3回目になるのかな。

このネギたちもだいぶ精悍な表情になってきました。

しかし、まあ、7畝ほど(ほんとは1反2畝ほど植えたかったけど)とはいえ、最高気温が33℃を超える1日でやりきるのは、正直、しんどい作業です。

追肥もしたので、今日からの雨でググっと生長してくれることを期待します。

長ナスは脇芽が伸張して実を付け、折れるようになったので、テープを張りました。

これで多少の風にも強くなりました。

そういえば、来週前半に来るだろう台風は大丈夫かなぁ…。

カボチャは実が大きくなってきて↓期待十分です。

どうやらツルボケではなかったようで・・・よかった、よかった。

「ツル」といえばツルムラサキ、ついに最上段まで到達しました。

これまで、収穫は葉っぱばかりでしたが、これからは土日中心に「ツル」の出荷も始めます。

野菜は順調に生長しているようなので、何はともあれ、天候の安定を願う、秋の大雨シーズンです。

 

<農薬使用履歴>

・22長ナス(圃場前作21白ネギ)

 日にち   農薬名     希釈倍率   使用方法  (回数制限) 

 7/6    ダコニール       1000倍    散布    ( 4 )

 7/24    トレボン    1000倍     散布    ( 3 )

 7/31    アルバリン    2000倍     散布    ( 2 )

 8/28    トレボン    1000倍     散布    ( 3 )