山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

『第50回 日本伝統工芸近畿展』に入選しました(再掲)

『第50回 日本伝統工芸近畿展』のパンフレットとDMが届いたので、ご案内を再掲いたします。

 

『第50回 日本伝統工芸近畿展』

  日時:2021年4月14日(水)~19日(月) 10:00~19:30(最終日は~16:30)

  場所:京都髙島屋7階グランドホール

 

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コロナ禍で外出には不自由なことが多いですが、多くの方々のご高覧をいただきたく存じます。

また、展示会の役員やスタッフの方々には開催にあたり、多大なご心労・ご苦労いただいたことに深く感謝いたします。

なお、今回は「第50回記念」ということで、同時期に多くの展示会が企画されております。

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時節柄ではありますが、多くの方々に「工芸」に触れていただきたく思っております。

この中で私が関係するところでは『日本工芸会近畿支部 木竹工部会展』です。

 

日本工芸会近畿支部 木竹工部会展』

 日時:2021年5月26日(水)~6月1日(火) 10:00~20:00(最終日は~17:00)

 場所:大丸京都店6階 美術画廊

 

こちらもDMが届き次第再掲いたします。

あともう少しのスツール

一昨日は大雨が降りました。

最近、雨が降るときは雨量が多く、晴れるときはすっきり晴れます。

そんなこんなで、桜も咲いてきています。

「あのアニメスツール」の楔のでっぱりをとりました↓

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拭き漆がほぼ終わっているので、傷をつけないように神経を使います。

そして、ガラスの上に載せてがたつきがないか「座り」を見ます。

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ガタつく場合には、脚の下を削って直します。

そして、最後の作業、楔部分に拭き漆をします。

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だいぶ長いこと時間がかかりましたが、この拭き漆が乾けば完成です。

まだまだ山に入らなければいけません

「植菌は桜の咲くころまで」という金言が頭の中をぐるぐる駆け巡っています。

先日には京都市内で桜が開花したという知らせがあり、ふと見ると、近くのサクランボの花が咲いています。

・・・Oh…。

話は変わりますが、「あのアニメスツール」の梱包用の段ボール箱を注文しなければと思って明日にでもと考えていたら、なんと、もうすでに家にあるではないですか。

危なかった…、2度注文してしまうところでした。

仕事速いなオレ、・・・とうぬぼれるのではなく、なんで買ったことを忘れたのだろうとショックを受けました。

話は戻ってシイタケの話。

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シイタケ原木の最後の一陣の山から下ろす目途が付きました。

だんだんと山の上の方になってしまい、作業道から50mくらい登ったところなので、何度も放り投げては転がして道まで下ろしてきました。

シイタケ原木に使えそうな幹や枝を採り、小枝を片付けていったので、山には丸太が転がるのみとなりました↓

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この丸太も自然に返すだけではもったいないので、薪にして儲けます。活用します。

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斜面ですが、定規を当てて長さをはかり、ある程度の玉切りにして作業道に下ろします。

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だいたい2mくらいの玉切りが何とか動かせて、且つ転がりすぎない長さです。

先に定規を当てて測るのは薪の長さにするときに歩留まりが良いようにです。

というわけで、シイタケ原木を採ってもまだ山には入らなければいけません。

一方で、シイタケ栽培の方は・・・

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やっぱり19・20黄色の発生は芳しくありません。

う~ん、来年は新しい発生舎で3月初めから安定して出荷していきたいのに、まだまだ試行錯誤しなければいけません。

制作の投稿がない・・・全くない

制作の投稿を最近、全くしていませんでした。

・・・一応、木工をやっています。

この1ヶ月は、シイタケ栽培のために原木の玉切りや植菌、ダイコンやジャガイモの作付けに従事していました。

そのため、制作はほとんどやっていませんっっっ。

そんな制作のわずかにしている分は、「あのアニメスツール」の組み立てです↓

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固定のに使う道具の関係で1回に3脚ずつしか組み立てをできません。

なので、この組み立てが始まってから随分と経っていますがまだ終わっていません。

しかも、組み立てた後にこの楔↓の間違いを払わなければいけないためにまだ完成ではないのです。

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ということで、そんな最後の加工待ちのスツールがとりあえず部屋の隅に置いてあります。

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次の作品の図面も引かなければいけないし、とあるグループ展に向けて新しい小物も作りたいなぁと思っている今日この頃。

21コールラビの種まき

段々と気温が上がってきて、桜の便りが西から聞こえてきました。

春ダイコンは時期をずらしながら蒔いていますが、今日はちょっと珍しい種を蒔きました。

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コールラビです。春秋の野菜の定番アブラナ科の仲間。

それなりに知名度のある野菜になっていきましたが、まだスーパーで売っているほどにはなっていません(私の行く田舎の全国チェーンのスーパーにないだけかな)。

種袋の写真のようにうまくはできないかもしれませんが、今年からチャレンジしてみます。

写真のようにプラグトレーに蒔いて苗を作ることにしました(種袋にもそう書いてあるし)。

それほど栽培期間は長くなく、また収穫時期もそれなりに長くはないようなので、こちらも何回かに分けて苗を作ります。

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発芽適温にはまだ外気温が低いので、トンネルの中で発芽させます。

う~ん、上手くいくでしょうか。

植菌の始まり

今週は雨が多く降りました。

週半ばに原木を玉切りをしに山に入った木曜日以外は曇りか雨でした。

キノコを生やしたかった19・20黄色は思わしくありません。なので、そのことはあまり書きません。

さて、今日、ようやく今期の植菌が始まりました。

アグリが忙しくて、だいぶ後回しになり、予定よりも10日ほど遅れての始まりとなりました。

でも、台所の水栓が水漏れしたり、肝心の穴を開けるビット錐が注文したものと違うサイズが届いていたりと、なかなか植菌に専念できません。

そんな私に、心和むシイタケの画像を↓

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冬のシイタケ、露地の自然子の見栄えのいいものを集めてみました。

マスクメロンと同じでこのひび割れがうまく出るかが価値の分かれ目ですが、最近ではこのようなキノコを「生」(「乾し」ではないの意)食というのは消費行動に繋がりにくく感じます。

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心も潤ったところで植菌ですが、今年もこのよう↑に穴あけ作業と菌詰め作業はテントを張って、野外ステージにしました。

なるべく環境を良くして、楽しく楽な作業を目指します。

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そして、嫁さんと地道な作業・・・

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今日でこれだけできました。

う~ん、今年の原木量を考えると、4月半ばまでかかるかなぁ。

残念ながら、今年の桜は開花が早いようで・・・。

一般に植菌は桜の咲く時期までとされているから、桜前線は大幅な足止めにならないものかな。

21白ネギ・21鍋用ネギの種まき

昨日は大雨になりました。

このところ、雨が降るときは大雨になってしまうので困りものです。

先日種まきをしたダイコンとジャガイモは「畝間灌水」のようになっています。

今朝は一転して寒くなり、小さな雪が飛んできていました。

そんな中、今日は21白ネギと21鍋用ネギの苗を作るため、種まきです。

しかしまあ、白ネギは3週間ほど、鍋用ネギも1週間ほど当初の予定から遅れています。

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畑の土の上に培土を敷いて苗床にしました。

手がかじかんで小さなネギの種を蒔くのがしんどいです。

条蒔き(すじまき)にしましたが、ところどころ固まりで生えてきそうです。

地温が低いので、トンネルをしました↓

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ゴールデンウィーク過ぎたくらいに移植できるといいなぁ。

家庭菜園で作っていた九条ネギは元気です↓

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やはりネギは手をかけただけ応えてくれる野菜です。

この九条ネギも初夏に移植してある程度増やしていきたいです。