山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

浸水操作はじめ

4連休はお天気も良く、うちの前の国道は夏休みを取り返すかのような交通量でした。

朝夕は涼しくなり、嫁さんは扇風機を片付けて、私も寝間着は長袖・長ズボンになりました。

気温が下がると僕の頭の中はキノコのことでいっぱいです。

今日から浸水操作を始めます。

まずは榾木の具合を見て回りましょう。

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トリコデルマ様がご活躍のようです。

井桁組の日の当たる一番上の段に発生しています。

キノコを含む菌類はとても繊細な世界を生きているので、ちょっとの気温・湿度・日当たりの違いで「相」が変わってしまうのです。

これはきっと、シイタケ菌が直射日光による高温・乾燥のために弱ってしまい、トリコデルマ様が取り憑いたのでしょう。

基本、シイタケ菌はキノコ類の菌の中でも比較的強い方なので、それに則した環境であれば防御力は高いはず(ガサツな私はマイタケ栽培は絶対にできない…)。

・・・勉強になるなぁ~。

感心ばかりしていないで、環境を改善することを検討しなければいけません。

16ビットから256色に変更するように、簡単にできたらいいな(だいぶ古い冗談ですね、若い人はわからない)。

浸水はこんな感じです↓

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もっと本格的な設備が欲しいと思いますが、徐々に揃えていきたいです。

とりあえず、初めは19ライトグリーンから取り掛かります。

来年は小さいながらも一応の発生舎を作っての栽培にしたいので、その準備にも取り掛かります。

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ここに10坪弱ほどのものを作ろうかと思っています。

はずは整地をしなければいけません。

土建屋さんに頼むと少なくとも10万円以上しそうなので、手作業ですることにしました。

もちろん、つるはしと鍬(くわ)を持ってのこんな作業は1日も続けてられないので、気が向いた時に1~2時間ずつしようかと思います。