山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

ものづくりができることに感謝しかない

世界が目まぐるしく変化する中で、ものが作れていることに感謝するしかありません。

私の作業環境は、郵便屋さんと散歩する1人・2人が通る以外はほとんど人が通らない道のそばのたった一人の作業場。

「3つの密」なんてまるで関係ない環境です。

なので、販売活動はいざ知らず、生産力が落ちるはずもないはず。

とりあえずは目の前にある「仕事らしいもの」に励むのが道理というわけで、今週もしあわせを感じながら制作をしましょう。

取っ手は接着をしてようやく出来上がり↓

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大体、イメージ通りだったかな。

引出しや扉と組み合わせると雰囲気がぐっと出る・・・といいなぁ。

扉の鏡板の材料も寸法を決め始めました。

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いつものように小さな本実矧ぎで矧ぎ合せるために機械でサックと加工しました。

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扉の框も溝を突くなど、細かな作業を進めまして、だいぶ終盤。

一方で、ようやく気温も上がってきたので、本体の接着・組み立てをしました。

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場所と道具の関係から1棹ずつの組み立てです。

晴れた昨日・今日は商品用の薪割りも始めました↓

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この薪割り機、自分とこの作業場の薪割りしかしていなかったから、ようやく購入コスト分の元を取っている感じです。

そして、昨日・今日の半日ちょっとずつでできたのがこの量↓

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全体の2割弱かな。まだまだ道のりは長そうです。