山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

組み立てるとよりカラフルに

昨日の晩ごはんは、栗ご飯と銀杏とシイタケにゆずのポン酢を食べました。

とても秋の味覚です、栗と銀杏はもらいものでしたが。

桧天板の片袖机は組み立ての第一弾。

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組み立てると側板の「シマシマ」が入って、とてもカラフルに見えます。

だいぶ騒がしい感じになったかなぁ、時間がたつとちょっと落ち着いて見えるようになるかな。

天板も蟻桟を入れて、埋木をします。

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こちらもカラフルに見えますが、この部分は完成するとあまり見えないところです。

最終的な微調整は本体が組み上がってからですが、引き出しの目違いを払います。

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針葉樹は鉋がおっくうです。

特に桧はならい目に引かないとむしれるので、気を遣います。

木目とならい目が一致しないこともままあるので、木端をよく見てからしますが、最近、細かいところが見えなくなったような…。

より良い丸太から、より理にかなって製材した板の方がこのようなトラブルは少なくなります。

すべての仕事はつながっているのです。