山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

玄関開けたら2歩で

ここのところ祝日ばかりで曜日の感覚がありません。

今日は何曜日でしたっけ?

その前に、僕の気分はいつも夏休みだから曜日の感覚がないのかな。

衣装箪笥の躯体の最後の組み立てを嫁さんに手伝ってもらってやり終えました↓

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玄関開けたら2歩で衣装箪笥です。

♪玄関開けたら、2分でごはん、玄関開けたら、サ〇ウのごはん・・・

頭の中でこのメロディーがエンドレスリピートです。

夜中トイレに起きたときにぶつかりそうですが、とりあえず接着剤がしっかりと固まるまで、3日間くらい固定しておきます。

その間は再び栗の「適当な感じの」スツールです。

・・・コンコンコン・・・

ただひたすらに鑿で斫り続けること数時間…。

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ようやくのことで、すべての部材に斫り目をつけることができました。

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集約型労働の残骸が床に堆積しています(斫り屑)。

そして、木地作り最後の工程の面取り。

こちらも「無骨」にするために小刀で不規則に取っていきます。

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材料が栗なので、鑿での斫り作業もそうですが、小刀も進めやすいです。

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これで、木地は完成(正確には蟻桟の埋木がまだだけど)、明日には拭き漆を始めます。

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そんな間に座面の拭き漆は捨て摺りを含めて4回目までいきました。