山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

とんでもなく暑い日が帰ってきた

 

とんでもなく暑い日が帰ってきました。

説明も不要のこの辛さ…。

そんな中、今日はムラの行事のお祭りで焚き上げがあったので、消防団で3時間くらい炎天下に出ていました

栗のスツールは本実を突き終わりました↓

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表に見えては不細工なので、突き通したわけではないから、突いたというより機械で「掘った」。

写真のように座面に使うこの板は3枚矧ぎです。

そののち、帯鋸で真ん中を下げるように挽いて両端を立たせます。

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ちょっとずらして矧ぎ合せているのは意匠です。

今回のこのスツールは「てきとうに作ったようなラフな感じ」を基調にします。

座面やそのほかのパーツはできるだけ鑿(のみ)で斫(はつ)ります↓

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斫るところばかりで、恐らくはこの手間が今回のスツールの3分の1くらいになるでしょう。

一方で、衣装箪笥は鏡板と背板の捨て摺りが乾きました。

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なので、サンドペーパーで研いで表面を滑らかにします。

そののち、拭き漆↓・・・ペタペタ、フキフキ・・・

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この拭き漆を今日しましたが、これが暑いのなんのって。