山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

飛び散る、飛び散る

近畿の今年の梅雨入りはずいぶんと遅いですが、家の周りでは蛍が飛んでいます。

去年は台風と大雨が多かったので、今年の蛍は少ないかもしれません。

ツリガネソウも咲き始めて、気分は梅雨本番ですが、雨は少ないようです。

ただひたすらに磨き続けて、ようやく脚以外が完成しました。

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あとは脚だけですが、本数が本数なのでこちらも時間がかかりそうです。

三角スツールは脚の寸法取りが終わりました↓

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欅の角材はすっきりとしていて、見ていて気持ちがいいです。

表題の「飛び散る」はこちら↓

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三角スツールの脚は、貫もないので地獄二枚枘(じごくにまいほぞ)にします。

そのための楔(くさび)です。

ちなみに、同材の欅(けやき)で作りました。

30個余あるので、単純計算で、脚1本に付き4個、スツール一脚で12個、合計400個くらい必要です。

もちろん、機械ですぱすぱ切っていくのですが、これが5%くらいは回収できずに吹っ飛ばされます。

そのため、作業場中に楔がところどころ飛び散っています。

今回は次回以後分も作ることにして、そうだなぁ、1000個超この楔を作ります。

そして、写真にあるバリ取りも地道にしていきます(う~ん、こちらも先が長い…)。