山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

漆部屋ばかり

「もっと小さなスツール」を早いところ始めなければいけないのですが、まだ始められていません。

六角形スツールは、私が卒業した学校のOB展に出すつもりでいるので、どうしても1月中に完成させなければいけないのです。

もちろん出品するのは1つですが、漆部屋を温める関係上、11個すべてを進行させるのが合理的。

ということで、ここ最近は漆部屋にばかりいます。

f:id:yamanoimokkoubou:20190112212450j:plain

↑これは1回目後半の拭き漆。

そしてこちら↓は今日の2回目前半の拭き漆。

f:id:yamanoimokkoubou:20190112212519j:plain

1回目は木地が漆をよく吸うので、塗るのも拭くのもしんどいです。

そして、どんどん漆がなくなるので、心もしんどいです。

今日やった2回目は漆の吸いも穏やかになるので、刷毛もウェスも心もよく進みます。

色も深みを増して、作り手だけにわかる変化もあります。

この六角形スツールは斫(はつ)った面積がとても多い、つまりフラットな面が少ないので研ぐことはしませんでした。

う~ン摺り重ねは4回かな、どうかな。