山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

本格的に取り組みます

原木シイタケが生長する様子はとてもかわいいです。

また、原木で作ったシイタケはとても味が濃く、おいしいです。

今年からやっているそんなシイタケ作りがあまりにも面白いので、来年から本格的に取り組みたいと思います。

ということで、まずは榾木(ほだぎ)づくり。

近所の人に相談して、里山に入らせてもらうことにしました。

このあたりの山は高さはありませんが、岩山でそれなりの傾斜があります。

国道や町道に近かったり、電線があるところは木を倒せません。

また、出しやすいところはアベマキ(バク)が多く、クヌギやコナラは少し登らなければいけません。

今年菌打ちした榾木はそんなことがわからなかったので、アベマキだらけでしたが…。

山へは原木を出すときのことを考えて、道を作りつつ(私しゃ山仕事は全くの素人だけど)進みます。

また、出すときには放り投げるので、投げても国道に飛び出さないように考えます。

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頼りにするのはけもの道、ただ彼らの普請は高さ制限があるので、拡張していきます。

60,70mくらい進んだでしょうか。ようやく、目的のところにつ着きました。

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もちろん雑木林なので、いろいろな木々が生えています。

今回は伐り倒すだけで、枯らして3月に出します。

目的の立木を伐るのに、架からないようにその手前の小径木を伐るそのために、その手前の灌木を伐る・・・、そんなことを考えて伐っていきます。

・・・

なかなか目的の方向に倒れません。

・・・

なかなか進まない作業に焦りますが、でも、安全第一です。

立木の20㎝は振って当たったら、痛いでは済まされません。

でも、どうしても他の木に架かってしまいます。

今回はあんまり無理をせずに、大雪で地面に着陸してくれることを期待します。

また、手首ほどの小径木だからといって油断するとチェーンソーを噛みます。

ずぶずぶの素人には難しい作業です。

今日は道を作るのに2時間半くらい、伐り倒す作業に2時間半くらいやっていました。

・・・夕方↓

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チェーンが外れたので、今日はここまでにしました。

続きは今週中に行う予定…。

燃料がなくなったり、チェーンが外れたりしたならば、いちいち「下山」しなければいけません。

登り降りの手間が相当にかかるので、今から搬出が思いやられます。