山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

香ばしい匂いがします

毎年のことですが、この時期になるとカメムシが大発生します。

作業場の中を「ぶ~~ん、ブーーーン」と、とても目障りです。

「香ばしくていい匂いがするなぁ」と思ったら、薪ストーブの上でカメムシが飴色に焼けていました。

カリカリでおつまみにちょうど良さそうな焼け具合でしたが、もちろん食べません。

なんだかとってもがっかりでした。

「いろどりいす」は背と笠木を作っています。

角鑿の錐の予備がないので、枘穴開けはおっかなびっくりやっています。

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穴があけ終わったら、次はアールの加工。

バンドソーとハンディールーターでいつものよう形を取ります。

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ちなみに右の寸法を決めた材料は背の縦棒です。

 

背はやや1方向に傾斜しているので、仮組みで転びの確認です。

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図面上でも計算して縦棒の枘の胴付の角度は出ていますが、実寸で確認、安心です。

一方、座面の材料も寸法決めをしました。

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4種類の木を使うので座面はとてもカラフルです。