山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

本格的な加工の始まり

今日も暖かい日になりました。

寒いよりかは良いのかな。

今日も倉庫から木材を出してきました↓

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もう割った後ですが、桑と朴と黄蘗(きはだ)と楢です。

これで失敗がなければ、木は揃ったことになります。

ではでは、加工の始まりです。

まずは脚になる欅と楢の寸法取りをします。

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後脚はちょっと長いので、取り回しがたいへんです。

そののち、いつも時間のかかってしまう墨付け。

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墨付けが終わったら、枘(ほぞ)の加工です。

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寸法取りの時も感じましたが、欅とそしてこの楢は硬いので、機械もたいへんです。

機械刃物もよく切れないと木肌も荒れるし、危ないです。

案の定、角鑿(かくのみ)の錐も1本お亡くなりになりました。

ちなみに、一応というか、当然ですが、脚などの躯体上重要なパーツは樹種も剛性を優先しています。