山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

次はスツール

拭き漆の摺り重ねの作業も3日ほど前に終えて、漆かぶれもひと段落しました。

かぶれている間は特に夜にかゆみが気になって、常に寝不足気味でした。

さてさて、久しぶりに作業場に戻ると機械が埃を被っています。

このまま、低圧電力の基本料金が安くなっても仕方がないので、次の制作に取り掛かりましょう。

次はスツールを作ります。

このところ、図面的にタイトな制作が続いていたので、気持ちはのんびりと行います。

まずは、雨の中、材料を出してきました。

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これは天板になる材料。だいぶ良すぎたかな。

小雨が降る中、チェーンソーを振るうのはしんどいです。

材料が濡れているので作業場で機械をかけるのも気が引けます。

こちら↓は脚の材料です。

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こっちはちょっと朽ち気味なので選んで使います。

バンドソーで荒取りをしていきます。

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今回の天板は六角形にします。

脚もバラバラにします。

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大きな角材からとるので、バンドソーも挽きやすいです。

一方で、漆が乾いた椅子と棚を組み立て始めます。

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拭き漆で色が付くと椅子はこんな感じになりました。

嫁さんにも座ってもらったけど、やっぱり体格によって座り心地というのは大きく違うようです。

椅子やスツールも数を作って勉強の毎日です。

棚は扉の接着をしました。

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ちょっと漆が濃くて照かりが出過ぎたかな。

本体の組み立てはまた後日です。