山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

行ったら買ってしまう

 

私が市に行くのは「ももひきを履いているとき」と決めています。

しかし、昨日、市場からお誘いがあり、電話で聴く限りでは良さそうな丸太と思い出かけました。

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この時期の市場は市日でもあんまり賑わいがないなぁ(まあ、時世にもよるけど)。

電話での内容の丸太は正直、私の用途に向かなかったのでpassしましたが、近くに並んでいた丸太に釘付けになってしまいました。

そして、シーズンではないのに、ノーリーズンで落札してしまいました。

それが下の2本の丸太↓

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欅(けやき)の4mです。

なかなか白太が少ないので、時期がいまいちなことを差し引いてもまあまあかな(切り口を見る限りそんなに時期の悪さが出てなさそうだしね)。

挽いてもらうのは春先なので、とりあえず鎹(かすがい)を打ってさよならしました。

帰ってきたら、水研ぎの続きをして・・・

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拭き漆をしました。

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そして、欅の大棚は脚の加工をしました。

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くねらせて、変化を持たせたのですよ。

完成イメージとしては重厚でちょっと几帳面な粗野な感じ。