山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

材料足らない

今日の午前中はムラの水路の草刈りでした。

気温が上がって、蒸し暑くて辛かった…。

昨日出してきた材料を加工していきます。

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引き出しの底板の樅と躯体の柱になる欅は柾にしてシージング。

樅は材料が足らなくて、今日新たに半坪ほど出してきました。

思ったよりも歩留まりが悪かったのよ・・・、難ばかりの板だったから捨てるところばかりで。

 木端(こば)のカネ(直角)が出たら、板を矧いでいきます。

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このハタガネで留めている材料は桧です。

やっぱり、松と表杉(おもてすぎ)以外の針葉樹は柾使いがいいですね。

杉はこんな感じ↓

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樅は悪いところばっかりだし、欅は白太が多かったし、桧と杉は真っすぐな柾にするために木端を挽き直したので、薪ばかりが溜まっていきます。

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どうやら杉・桧も量が足りない予感…。