山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

食籠が形になりました

台風が過ぎ去っても台風一過にはならず、今日、ようやく青空がお目見えしました。

お試し食籠はちょっと間があいてしまいましたが、拭き漆までいきました。

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黒漆で塗ったのよ。

でもここまでいくのに結構工程がありました。

振り返ると、外側の形を作って、印籠を決めて、鑿痕をつけました。

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このあと、蓋の意匠を改めて決めて、鑿痕を入れました。

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開けるとこんな感じ↓

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「蓋は菓子皿として使えるように」という前提なので、もちろんすわりと適度な重さも考慮しています。