山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

スツール作りも半分のところまで来ました

枘(ほぞ)を機械で作ったら、そのゴミ取りを鑿(のみ)でします。

・・・サクサク、たまにコンコン・・・

f:id:yamanoimokkoubou:20170611220643j:plain

そして、枘穴(ほぞあな)も作ります。

・・・

f:id:yamanoimokkoubou:20170611220721j:plain

↑こんな感じ。

言わずもがなですが、二枚の「地獄」枘です。

貫(ぬき)を入れないので、当然の上の常識ですね。

仮組みをしてみました。

f:id:yamanoimokkoubou:20170611220639j:plain

う~ん、改善したいところも多々見つかる…。

あっ、もちろん脚の太さはこの先、先細に加工します。

同じく、ゴミ取り。

f:id:yamanoimokkoubou:20170611220902j:plain

そして「地獄」余地も取りました。

 

一方で、チェーンを間違ったチェーンソーはというと・・・

アマ〇ンで適合するピッチのものを取り寄せました。

しかしまあ、ア〇ゾンすごいな。まさかソーチェーンまであると思わなかったよ。

f:id:yamanoimokkoubou:20170611220622j:plain

ちなみにバーの文字が逆さまなのは片減りを防ぐために今回は逆にしたのです、・・・念のため。

次は「組んだもの」ではなく、「ほったもの」をやりたいと思います。

今から準備(シージング)しましょう。

使うのは朴(ほお)と欅(けやき)。早速、直ったチェーンソーを使います。

f:id:yamanoimokkoubou:20170611220733j:plain

・・・ブウィーーーーン・・・

f:id:yamanoimokkoubou:20170611220849j:plain

チェーンソーってこんなに切れたんだね。日ごろの目立ての悪さがわかりました。

その後、縦挽きしておいて置きます。

f:id:yamanoimokkoubou:20170611220858j:plain

鑿あとが残る長方形のちょっと厚手の小皿(というか小盆?)を作ろうと思います。

とりあえず、50個分くらいの材料になりました。