欅の棚はお引越しして、今日から漆部屋が住居です。
大きさが大きさなだけに、漆の消費が…。
大きくフラットな面が多いので、「ヘラヘラ」しながらやります。
大きなヘラで、引きつつ漆を伸ばして台付け。
・・・ペタペタ、スーーーーー・・・
・・・ヘラヘラな仕事です。
そして、しっかりと拭きます。
・・・フキフキフキ・・・
拭き漆は、なるべくならウェスに漆を吸わせたくないですね。
ウェスに吸わせた漆は活用されませんから、・・・さよなら、さよなら、さよなら。
まあ、研ぎが大半を占める塗りも同様ですか。
拭いたらこんな感じです(ピンボケですが)↓
先刻からお気付きの通り、黒を混ぜています。
一方で、でこぼこしている面は厄介者。
ヘラでは漆を配れないので、刷毛で行いますが、こちらの方が漆の消費が激しい…。
でこぼこに漆がたまったり、そもそも凹凸には木口が顔を出していたりするからです。
・・・そして、ムロの中でおやすみなさい。
ちなみに、根来塗りの瓦型の「皿」and「銘々皿」は呂色が終わっていました。
写真を撮る機会がなかったので、ここであげておきます。
ちょっと、写真の扱いがぞんざいですね。今度、改めてもっとよく撮影してあげましょう。