山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

寒くなってきたので、ソワソワします

寒くなってきました。そろそろ旬ですね。

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ということで、市に行きました。そうです、ここでの旬とは「切り旬」のことです。

本当は丸太を買い付けるにはまだ時期が半月ほど早いように思われますが、気ばかりソワソワしています。

つまり、市に行くのは私にとって「お楽しみ」なのです。

いやぁ~、やっぱり丸太を見るのは楽しいなぁ~。・・・今日は買わなかったけど…。

今シーズンは(手ごろな値段で)良い丸太に出会えるでしょうか。

 

市から帰ってきたら、久しぶりに漆をします。

塗り漆の最初工程「捨て摺り」、つまり拭き漆をします。

・・・ペタペタペタ・・・

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柿渋で染めた(?)材料ですが、やっぱり漆を結構吸います。

柿渋染めも一回ではアカンかな。何回か染めたほうが良かったでしょうか。

・・・ペタペタペタ・・・

朴の器は生漆の浸み込みが少ないようです。

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もちろん、テストピースも拭き漆をしました。

ここでの懸念事項は、柿渋染めをしたことによって漆の乾きに影響がないかどうかです。