もうお気付きと思いますが、この「刷毛描宝石箱」は「やっつけろう」です。
「付け印籠(いんろう)形式」ね。
鉋で、市松模様のパーツの目違いをとり、仕上げをします。
・・・シュッ、シュッ・・・
幅の細いパーツも仕上げ鉋・・・シュッ、シュッ・・・
と、ここで、なんとこのパーツの幅を間違っていたことが発覚…、oh…。
詮方なく、しょうがなく、手鉋で幅を削って合わせます。
・・・シュッ、シュッ・・・
適度な長さで留を切ったら、「やっつけろう」の調整です。
「刷毛描宝石箱」の漆仕事は布を巻いてあるので、内寸が一定でないのです。
つまりは現物あわせ。
一つ一つ長さを確認しながら、留木口台(とめこぐちだい)で合わせていきます。
・・・シュッ、シュッ・・・