山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

日和もいいので薪作り

今日は気温がそこまで上がらないにもかかわらず、とても天気が良い日でした。

先週まで板と遊んでいましたが、そのときに出た丸太の残骸を薪にします。

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杉や薄い桑の板は鉈(なた)で割ります。

・・・コン、コン、コン・・・

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欅のような割れにくい木は割り斧で割ります。

・・・ゴン、ゴン、ゴン・・・

手で割ると、それぞれの木の違いがよくわかります。

同じ厚さでも杉と欅では割れやすさが全く異なります。

杉ならば4cmの厚みでも鉈で割れます。

その昔、大鋸(おが)がない時代は矢割りで丸太を割りましたが、割裂性の違いで加工できる木とそうでない木がありました。

バンドソーではなかなか分からないものですが、生材をこうして手で割ると改めて道具と素材の関係が分かります。

 

一番上の写真のガチャガチャした木の山がこうなりました↓

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