山乃井木工房:岩井雄介のいま何作ってましたっけ

京都丹波(京丹波町)の山村で木工をするあるつくり手の備忘録

四角がたくさん

木工の作業は昨日の続きで、木口台を使って小さいピースの第二基準面を出しています。

・・・シャカシャカシャカシャカ・・・

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ようやく、2辺がそろいました。

神代杉のほうが木口が硬くて厄介です。

同じような作業で、今度は正方形にします。

・・・シャカシャカシャカシャカ・・・

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ようやく正方形(残念ながら大体ですが…)になりました。

といっても、全体の1割程度。ここで、腕の活動限界が来ました(勝手に決めているだけだけど)。

どの道、接着では待ち時間があるので、残りの正方形作業は接着と交互にしていきましょう。

桐の木地に貼り付けます。

・・・ペタペタペタ・・・

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事前にならい目が分かるように印をつけましたが、やっぱり杉のならい目方向を見極めるのは難儀しますね。

高級な作品なら貼り付けるピースはきちんと木目の細かさや色味などをあわせるべきでしょうが、今回は矧いで作ったピースもある「それなり」の市松模様です。